ブスの瞳に恋してる

〜 第11話 「最終決戦!VS美人」 〜


  • [どすこいラーメン]

        『俺と結婚してくれ!!!』

    あるバイト中にも関わらず、ものすごーくぼんやりしてる美幸。花子がその理由を聞くと;

      花子 「プロポーズされた?!」

    思わず椅子から転げ落ちそうになる花子さん。

      美幸 「っていうか、結婚してくれって言われただけだけど」
      花子 「『だけ』って、それ以上、どんな言葉が必要なのよ?!」
      美幸 「あまりに突然だったから…」
      花子 「いやぁ、突然でもないんじゃないの?私たち外野からしてみた
          らさ、ふたりはいつかこうなると思ってたもの。いや、むしろ
          遅すぎたぐらい。ねぇ、清水?」
      浩太 「いや・・・、僕はわかんないですけど」
      花子 「そっかぁ〜。それっておさむちゃんらしい、いいプロポーズじ
          ゃないのぉ」
      浩太 「で、返事はしたんですか?」
      美幸 「いや、言われっぱなしでそのまんま」

    と、花子がハイテンションなのと比較して、ローテンションな美幸ですが、そんなことは露知らずってな感じで;

      花子 「やっぱりさ、これってさ、私がキューピットになるってことな
          のかな。ってことはさ、私がやっぱりお仲人?一人でお仲人?
          一人お仲人?そっかぁ〜。でも、こういうときはやっぱり歌で
          誤魔化そっか。歌か、ね・・・うん」

    と、花子さん、一人で突っ走ってます。

      美幸 「本当に私でいいのかな・・・」

  • [近所の川べりの道]

    アルバイトが終わって、浩太と一緒に帰る美幸。話は先ほどの続きです。

      浩太 「おさむさんのことだから、例のオモシロで言ってるとか、そう
          いうことって無いんですか?」
      美幸 「うーん、そんな顔じゃなかったんだよなぁ。でも、思いつきで
          熱くなってただけかもしれない」
      浩太 「ああ、そういうところありますもんね、あの人」
      美幸 「だって、見たでしょ?美也子さんとあんなに仲よさそうだった
          んだよ!!!」

    そう言われて、浩太は、前に花子に口止めされていた話をし始める;

      浩太 「美也子さんとは、別れたって聞きましたよ」
      美幸 「えっ?!?!何で?!?!?はぁ〜?もう、ますます訳わかん
          なくなってきたぁ〜。だって、おさむさん、その前、モデルさ
          んと付き合ってたんだよ。モデルさんがいて、美也子さんがい
          て、次私って、この流れおかしくない?」
      浩太 「いやぁ〜、それをどう答えていいのか・・・」
      美幸 「そもそも、一日も付き合っていないのにプロポーズって、そん
          な話、聞いたことある!?」

  • [メゾン・ド・桜台]

    と、そんな会話の続きが、美幸の同居人とも繰り広げられてるようで;

      翔子 「ないない、ないない。そんな話聞いたことないよ」
      弥生 「って言うか、ありえない」
      美幸 「でしょ?だから、素直に喜べないっていうか、喜ぶのが怖い…」

    と、全員混乱状態。結論としては;

      美幸 「どう受け止めていいのかわかんない・・・」

    戸惑う美幸に同意する二人。

  • [関東中央テレビ・廊下]

    テレビ局内を急ぎ足で歩いているおさむ。とってつけたように忙しそうにしているのが、何とも不自然に感じるのは私だけでしょうか???

    そこに携帯に電話が掛かってきて、相手はおさむのお母さん;

      おさむ「もしもし」
      恵美子『もしもし、お母さんだけど』
      おさむ「ああ」
      恵美子『ねぇ、近々会えないかしら?大事なお話があるのよ』
      おさむ「ちょうどよかった。俺も話したいことがあるからさ」

    ってことで、またもや急な展開・・・(汗)。

  • [メゾン・ド・桜台・美幸の部屋]

    ベッドで横になりぼーっとなってる美幸。そこに携帯電話が鳴る。見ると、電話の相手は”おさむさん”いつの間にか普通に電話番号の交換もしてたのね(笑)。少しの間、出るのを躊躇いつつも;

      美幸 「もしもし」

  • [関東中央テレビ・廊下]

    その頃、おさむはテレビ局を急ぎ足で歩きながら美幸に電話を掛けていた;

      おさむ「ああ、よかった出てくれた。ねぇ、突然なんだけどさ、明日の
          昼間って会えないかな?」
      美幸 『私も、会って、お話したいことがあるので』
      おさむ「ああ、じゃぁ、明日」

    と、その脇を駆け抜けていく怪しい男性一人。それに負けじと、おさむももうダッシュで、なぜか二人で廊下を競争してます(笑)。久々にこういうお遊び、嬉しいわ。

  • [メゾン・ド・桜台・美幸の部屋]

    電話を切りながら;

      美幸 「明日になったら、別人かも・・・」

    と、まだまだ不安げな美幸。

  • [関東中央テレビ・ズバットズバットスタッフルーム]

    翌日。ズバズバのスタッフルームにやってきたおさむ。

      おさむ「おはよう」
      松本 「ああ、おはようございます。おさむさん、昨日のズバズバのオ
          ンエア、見ました?」
      おさむ「もちろんだよ」
      松本 「めちゃめちゃオモシロでしたよね」

    どうやら、過去のVTRを見たりして、研究しなおした成果みたいです。(って、その辺のおさむの仕事の部分に関する描写がこうやって誤魔化されるから、このドラマ、非常に分かりにくいんだなぁ)

      おさむ「だろ?俺としても中々会心の出来だったよ!」
      松本 「俺、最近見たバラエティの中で、一番笑いましたもん」
      佐藤 「松本さん、朝からずっと言ってましたもん」
      松本 「いや、マジで。俺、ズバズバやれてよかったですよ。今日も見
          てきたからね(笑)」

    と、そんな反応を喜びつつ、この勢いで、ここでおさむから重大発表。

      おさむ「あのさ・・・実は俺から・・・ちょっと重大なことがあるんだ
          けど・・・」

    と、言いかけたところで、竹田がやってくる;

      竹田 「その前に、ちょっといいか?」
      松本 「ああ、数字、出たんですね!」
      おさむ「結構、よかったんじゃないですか?」

    と、期待の眼差しを送るおさむと松本だったが;

      竹田 「俺も、昨日のオンエアには自信があったんだけどな。出来と数
          字が反比例するっていうのはよくある話で・・・ふっ、皮肉な
          もんだよな」
      おさむ「よく・・・なかったんですか?」
      竹田 「ま、現実として受け止めるしかないな」

    と、数字をみんなに見せる竹田さん。で、いくつだったのかは、視聴者には教えてくれないのね…(;o;)

      松本 「あんなに面白いのに、何で見ないかなぁ」
      竹田 「俺も、出来には満足してる。昔の勢いも出てたよ。研究しても
          らった甲斐もあったし。だから、お前たちは何も気にするな」
      おさむ「・・・」
      竹田 「で、おさむの重大発表って何なんだよ?」
      おさむ「ああ、いや・・・まぁ、そんなことより、何か、ほら、裏番組
          の影響とかですよ、きっと」
      竹田 「だといいけどな」
      おさむ「いや、がーんとあがりますよ」
      松本 「そうですよ、めちゃめちゃ面白かったじゃないですか」
      佐藤 「絶対、あがりますよ」
      竹田 「・・・」

    おさむたちは無理にそんなことを言ってますが、竹田だけは暗い表情のままです。

  • [某料亭]

    そうして、とある料亭の前でおさむを待つ美幸。しばらくして、タクシーでやってきた。

      おさむ「ああ、ごめんね」
      美幸 「ああ。あの、私、昨日の・・・」
      おさむ「じゃぁ、行こうか」
      美幸 「?」

    そして、中に入っていくおさむとみゆき。とある一室の前まで案内され、おさむは美幸に;

      おさむ「今から俺の母親に会ってもらう」
      美幸 「はい・・・・えっ?!?!?!」

    あまりの急展開に戸惑う美幸。

      おさむ「ちょっと待ってて」
      美幸 「いや、ちょっと、おさむさん!!!!」
      おさむ「いやいや、ちょっと待ってて」
      美幸 「そんな急に言われても。ちょっとぉ〜(T_T)」


    そうして、おさむが美幸と母を会わせようと、襖を開けた瞬間、その先に飛び込んできたのは、母親と一緒に居る友美の姿っ!

      おさむ「!!!!!」
      友美 「えっ?!?!」

    咄嗟に襖を閉めちゃいました(笑)。

      おさむ「(@o@)」

    まんまる目で驚きの表情のおさむがかわええ!!!

      恵美子「おさむちゃん?」
      友美 「???」


    改めて、おさむは呼吸を整え、「ちょっと待ってて」と、まずは美幸を置いて部屋に入っていきます。

      おさむ「よし!」

    襖を開けて;

      恵美子「おさむちゃん、あんた、何してんの?うろちょろしちゃって。
          さぁ、お座んなさい」

    と、友美の前に着席。

      恵美子「ご紹介するわ。うちのお教室に来てくださってる蛯原友美さん」
      友美 「初めまして」
      おさむ「えっ?・・・ああ、初めまして」

    と、お互いに演技してます。それにしても、このかーちゃんってば、おさむと友美が写真誌に撮られた事も知らないのね・・・だから、ありえんだろーが!!!(;o;)

      恵美子「いや、おさむにね、お母さん、どうしても紹介したかったの。
          わざわざここに来て下さったのよ」
      おさむ「実は俺も紹介したい人がいて、その人に来てもらってるんだ」
      恵美子「えっ?」
      おさむ「その人と、結婚したいと思ってる」
      恵美子「えっ?!?!」
      友美 「!!!!・・・先生、私、そういうことでしたら」

    と帰ろうとする友美を制止するおさむママ。

      恵美子「ああ、いや・・・」
      おさむ「あの、あなたも会って頂けますか?さぁ、入って」

    で、ちょこんと開いた襖の隙間から顔を出した美幸。もちろん、恵美子も友美もびっくりです。逆に、美幸は美幸で、中にいた友美の顔を見て思わず「あ゛っ」なんて声も出しちゃってますが・・・

      おさむ「座って」

    と、おさむに言われ、隣に座る美幸。

      おさむ「紹介します。太田美幸さん。B3という新人のお笑いトリオを
          やってる方です」

    と紹介し、恵美子や友美を驚かせる。

      恵美子「これって・・・あれ?どっかに、どっかに…カメラがあるんじ
          ゃないの?ふふ。そうでしょう!?」
      おさむ「そう思われても仕方が無いんだけど、本当なんだ」

    もしもーし!仕方ないというのは、どういう意味なんだよっ!!

      恵美子「おかあさんは騙されませんよ。大体ねぇ、ごめんなさいね、い
          や、失礼だけど、うちのおさむはね、あなたみたいなのはタイ
          プじゃないのよ」
      美幸 「!」
      おさむ「嘘でも冗談でもドッキリでもないんだ。俺は本当に、本気で彼
          女と結婚したいと思っている」
      恵美子「・・・」
      おさむ「彼女と俺は、人生で、大事にしなきゃいけないものの第一位が、
          一緒なんだ。そんな人と、初めて出会った!」
      恵美子「何なの、それは?」
      おさむ「オモシロ!」
      恵美子「は?」
      おさむ「二人にとって、面白が一番大事で、その面白でお互いを認め合
          っている」
      恵美子「おさむ!それは結婚とは違うわよ」
      おさむ「俺もずっとそう思ってた。確かに、俺が今まで好きになった人
          は、彼女とは全然違うタイプで・・・。恋愛と仕事の価値観は、
          違うと思ってた。でも、彼女に会って気づいた。笑いという価
          値観が一緒で、尊敬できる彼女こそ、俺にとっての最高のパー
          トナーだって」
      美幸 「♪」
      おさむ「だから・・・彼女と結婚します!」

    その言葉に、思わず泣き出す恵美子。そりゃ、そうなるわな、普通(笑)。あんだけ格好よく育ったのに、何でって思うもん(笑)。



    おさむと美幸が帰り、残った恵美子と友美。友美に今日のなりゆきを詫びる恵美子。

      恵美子「ごめんなさいねぇ。あんなこと言い出すとは思わなかったから。
          きっとおさむ、私が『結婚まだ?結婚まだ?』って言いすぎた
          から、それであてつけにあんな子連れてきたんだと思うの」
      友美 「そうでしょうか?」
      恵美子「そうに決まってるわよ!だってぇ〜。あんな子ねぇ、おさむの
          タイプじゃないんですもん」
      友美 「私は先生の息子さんらしいなぁって思いましたけど」
      恵美子「?」
      おさむ「先生。心の美しさが作品に出るって、いつもおっしゃっている
          じゃないですか。おさむさんは、見かけじゃなくて、彼女の心
          の美しさに惹かれたんだと思います。先生、私がふられた前の
          彼氏って、おさむさんなんですよ」
      恵美子「えっ?!??!!」
      友美 「まさか先生の息子さんだったなんて」
      恵美子「それは、その・・・ああ、あたしね、知らなかったもんだから
          ・・・本当に申し訳ないことしたわね」
      友美 「良かったです。おさむさんに会えて」
      恵美子「えっ?」
      友美 「おさむさんが見かけじゃなくて、ここ(心)を見てくれるなら、
          今の私には、もう1度振り向かせる自信があります!」

    いや、心の綺麗な人が、既に他の人との結婚宣言をしている相手に対して、そう言う発言をするかと・・・

  • [テアトルワールド]

    稽古場で、先ほどのおさむの言葉を思い出して、ぼーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとしている美幸。

    それを井之頭が見ていて;

      井之頭「お笑い芸人はさ、プライベートでどんなことがあっても、舞台
          に立ったらお客さんを笑わせなくてはいけない!大変なことだ
          と思うよ」
      美幸 「わかってます。自分で選んだことですから」
      井之頭「W−1の2次予選、期待してるよぉ〜。B3伝説の幕が、もう、
          ばーんと開いちゃってるんだから」
      美幸 「がんばります」

    そんな美幸の様子を心配そうに見つめる、メンバー二人。

  • [関東中央テレビ・会議室]

    松本の書いた本を、上島がチェックしている。

      松本 「上島さん、昨日のズバズバ、見て頂けました?」
      上島 「ああ」
      松本 「あれで数字がとれないとなると、何やっていいのか、分からな
          くなるんですよね」
      上島 「本当に面白いものが必ず数字が取れるとは限らない。だから、
          俺は数字を信用しない。だから俺は嫌われる」
      松本 「でも、絶頂期のズバズバって、内容も数字もすごかったんです
          よね。俺、この間、昔のV見たんですけど、やっぱりおさむさ
          ん、すごいっすわ」

    上島はそれには何も答えずに、松本の書いた台本に対してダメ出しを;

      上島 「書き直し!こんなんじゃ、ズバズバで離れた客が、あの枠に戻
          ってこないぞ」
      松本 「それ、どういう意味ですか?」
      上島 「俺はこの新番組をズバズバの枠でやるつもりだ」
      松本 「・・・」


  • [関東中央テレビ・ズバットズバットスタッフルーム]

    仕事が終わり、佐藤らスタッフが引き上げ、部屋はおさむと竹田の二人きり。むしろ、竹田はおさむと二人気になるのを待って、おさむに話しかける;

      竹田 「おさむ・・・おまえには言っておくけど、昨日は編成的には勝
          負の回でさ」
      おさむ「・・・」
      竹田 「俺たちは渾身の内容で負けた。これで打ち切りを言い渡されて
          も、何の言い訳もできない状況になった」
      おさむ「でも、まだ決まったわけじゃ…」
      竹田 「だから、新しい番組から誘いがあるなら、行っていいぞ」
      おさむ「いや、だけど」
      竹田 「ああ、前に、最後まで番組看取ってくれって言ったのを気にし
          てんなら、もう、いいからさ。ほら、映画でも、沈む戦艦に最
          後まで乗っているのは艦長だけだろ?」
      おさむ「そんな格好いい役、ズルイですよ!もっとじたばたあがきまし
          ょうよ。カッコ悪くてもその方が俺たちらしいじゃないですか!」
      竹田 「あははは。お前はバカみたいに前向きだな」
      おさむ「あははは(笑)」
      竹田 「あははは(笑)」

  • [どすこいラーメン]

    おさむの言葉を思い出しながら、店でぼーっとする美幸。

    そこへ、本日のゲスト倖田來未さんが美幸の友達役で登場。歌手志望で八百屋のバイトをするという設定で、今回は注文の野菜を届けに来たのです。

      クミ 「夢は諦めたらあかんから、かなえる為に頑張ろうな!」
      美幸 「そうだね!」

    そう約束する二人だった。

  • [外]

    夕刻。美幸は公園を歩くカップルや親子連れの幸せそうな姿を見ながら、昔の失恋のときのを思い出す。

      義男 『泣くんだったら最初から夢を見るんじゃない!夢なんて簡単に
          手に入るものじゃない』

      義男 『父さん、お前に傷ついてほしくないんだ・・・』


    なぜか、義男のそんな言葉の数々を思い出す美幸。

  • [メゾン・ド・桜台]

      美幸 「今日、おさむさんのお母さんに会った・・・」
      翔子 「それって・・・」
      美幸 「私を、『この人と結婚したい』って紹介してくれた。お母さん
          は冗談だと思ったみたいで、そしたらおさむさん、すごく真剣
          に、私を『最高のパートナー』だって言ってくれた」
      弥生 「じゃぁ、おさむさん、真剣に美幸のこと?」
      美幸 「うん」
      翔子 「よかったじゃん!!」

    家に戻った美幸は、翔子と弥生におさむの母親に紹介されたと報告。おさむが本気だとわかり、大喜びする二人。

      美幸 「でもね、そうなったらいいなって思ったことが、本当にそうな
          ったら、なんか怖くなってきて」
      翔子 「どういうこと?」
      美幸 「私は、結婚とか、そういう幸せは、自分にはないって諦めてた。
          結婚なんか、私には似合わないって、昔からどっかで決め付け
          てたんだよね。傷つきたくないから、そんな風に思ってたのか
          もしれない。父さんに言われたことがある。夢は簡単には手に
          入らないって。だから突然、こんな幸せ目の前にしても・・・。
          二人にはわかんないと思うけど、私みたいなブスにはこんな幸
          せ不釣合いだって。どうせすぐ失うに決まってるって、思っち
          ゃうんだよね」
      翔子 「・・・美幸は・・・もう傷つかないよ。これまではさ、沢山傷
          ついてきたかもしれない。それは私たちにはわからないことだ
          けど、うん、これだけはわかる。美幸は、もう絶対に傷つかな
          い!おさむさんが幸せにしてくれるよ」
      弥生 「やっと掴めたおさむさんの手、ガッチリ掴んでさ!」
      翔子 「こんなに頑張ってきたんだもの、幸せにならなきゃ!」

    友人たちの言葉に、これまでの苦労を思い出し、泣いて喜ぶ3人。

      美幸 「いいんだよね・・・私・・・幸せになっても」
      翔子 「うん。おめでとう!」
      弥生 「まさか、あんたに先越されるとはね!良かったね。幸せになる
          んだよ!」
      美幸 「ありがとう。ありがとう」

    翔子と弥生たちも泣きながら美幸の幸せを祝福した。

  • [ラジオ局]

    ラジオの生放送。

        『いよいよこのコーナーも最後になりました。ジューシーから全て
         の女性リスナーへ、最後のメッセージです。今まで聞いてくれた
         みんな、ありがとう。リスナー1人1人が、ハッピーになれるこ
         とを、ジューシーは祈っています。人によっては、遅い人もいる
         かもしれないし、何度も傷ついてしまうことも、あるかもしれな
         い。でもきっと、君は幸せになれるよ。人は誰もが、幸せになる
         ために生まれてくるんだから。その日を信じて。
         ジュテーム・ボクー.アディオス』

    そのラジオを部屋で聴く美幸。

  • [結婚式場・教会]

    そして、結婚式場の教会の前に立つ美幸。おさむに呼び出されてここにやってきたのだった。

    当のおさむはというと、結婚式場の担当者に、式の申し込みをしている。って、早っ。おさむって、そんな性格だっけ?(汗)(汗)(汗)(汗)(汗)(汗)

      担当 「やはり、早くて3ヶ月先ですね」
      おさむ「そんな先なんですか?」
      担当 「・・・」
      おさむ「いや、仕事上、先がわかんないというか。まぁ、忙しいことだ
          けは分かってるんですけど。もう、すぐ!すぐにでも式を挙げ
          たいんです」
      担当 「すぐにと申されましても・・・あ、来週ならキャンセルが出て
          ますけど・・・それはいくら何でもですよね〜」
      おさむ「何曜日ですか?」
      担当 「えっ?あ、あの・・・、奥様やご親族の方のご都合も伺った方
          が…」
      おさむ「妻はもうすぐ来ますんで・・・」

    なんて天然キャラな会話を、ものすごーくピュアな表情でやっちゃうのね、おさむ・・・。



    そうして、教会の中。美幸がぼんやり見上げていると;

      おさむ「来週の火曜日、ここで結婚式を挙げよう」
      美幸 「えっ?」
      おさむ「いいよね?」
      美幸 「おさむさん全部一人で決めちゃうんですね」
      おさむ「あ、ごめん。教会じゃない方が良かったかな」

    いや、そうじゃなくて。

      美幸 「そうじゃなくて。私まだ、正式にプロポーズの返事してないん
          ですけど」
      おさむ「!!そっか!ああ・・・一人で舞い上がってた。そうだよね!
          ・・・じゃあ・・・返事を、聞かせて下さい」
      美幸 「じゃあ・・・もう1度プロポーズして下さい」
      おさむ「・・・」

    そして;

      おさむ「ここで、俺の為にウェディングドレスを着てくれますか?」
      美幸 「・・・私のドレス姿を、笑ってくれますか?」
      おさむ「誓います」
      美幸 「誓われます」

    二人は幸せそうに笑い合う。

      美幸 「あ、そうだ。あの…、私、お父さんにちゃんと賛成してもらっ
          てからにしたいんです」
      おさむ「もちろん。じゃぁ、今から行こう!」
      美幸 「今から?」
      おさむ「この勢いでお父さんに挨拶しに行こう」

    と話すと、2人はその足で美幸の実家へ向かうことに。

  • [美幸の実家]

    美幸からの電話を受け取るさと子。

      さと子「今夜って、今日の夜のこと???あ、二人とも忙しいのね。じ
          ゃぁ、お父さんに早く帰ってくるように電話しなくちゃね」

    と、電話を切って、大急ぎで;

      さと子「あ、お父さん。美幸が今夜帰ってくるのよ。おさむさんも一緒
          だって」
      義男 「・・・」
      さと子「だから、お父さん、今日、早く帰ってきてよ」
      義男 「・・・」
      さと子「もしもし、聞いてるの?」
      義男 「ああ、聞いてるよ。分かってる。・・・」

    絶対、分かってないよね?(笑)

  • [美幸の実家]

    夜。美幸の実家・居間で改まった表情で正座するおさむと美幸。

      おさむ「えーと」
      さと子「そういうかしこまったのは、お父さんが帰ってきたときに取っ
          といたら。さぁ、どうぞ?」
      おさむ「ああ・・・」
      さと子「そういう・・・ことなんでしょ?」
      美幸 「うん」

    その頃、義男はさと子に美幸がおさむと来ると聞かされたものの、家に帰りづらく、一人居酒屋で酒を飲んで過ごす。嬉しそうなんだけどね。


    実家のテーブルには、尾頭付きだ、お寿司だのご馳走が並び、あとは義男だけ。

      さと子「もう、お父さん、今日は早く帰ってきてって言ったのに、何や
          ってんのかしら?先に食べてましょうか?」
      おさむ「あ、いやいや。お父さん、帰ってくるまでは」
      絵里 「ねぇ、私、おさむさんのこと、何て呼べばいいのかな?」
      美幸 「おさむさんでいいじゃん」
      絵里 「ええ!お兄ちゃんがいいんだけど」
      おさむ「いや、いいよ、お兄ちゃんでも兄貴でも」
      絵里 「まじっすか?♪」
      美幸 「何で照れてんの?」
      絵里 「だって、お兄ちゃんが出来たんだよ。嬉しいじゃん!」
      美幸 「意味分かんない」

    と、楽しそうな会話が繰り広げられているところに、ようやく家の玄関に到着の父ちゃん。

    玄関に並んだ美幸とおさむの靴を見つめる義男。幼い頃、靴もそろえずに美幸が靴を脱いで、家の中に入っていった光景を思い出す。


      さと子「あ、お父さん、帰ってきた」

    物音がしたので、玄関に向かう絵里。おさむは襟を正して義男がやってくるのを待つ。だけど、玄関の向こうで「お父さん、酔っ払ってんの?」なんていう絵里の声が聞こえてくる訳で。さらに、「今日はもう、寝る」なんていう義男の声が聞こえてきたわけで。もう、さと子さん、冷や冷や状態です。

    絵里が無理矢理、義男を居間に連れてきて、いよいよおさむと義男がご対面!

      おさむ「あ、突然お邪魔してすみません」
      義男 「・・・」
      絵里 「さぁ、乾杯するよ」
      さと子「ほら」
      絵里 「もう、みんな食べないで待ってたんだからね!」

    義男が渋々着席して。

      絵里 「乾杯の準備しましょう!」
      おさむ「ああ、どうぞ・・・」

    と、ビールをついで。

      絵里 「じゃぁ、みんな揃ったところで、乾杯!」

      美幸 「お父さん、報告があるの」
      義男 「・・・」

    で、おさむと美幸が、両手を床について構えると;

      義男 「あ〜あ〜あ〜。寿司・・・食おうかな。寿司なんて久しぶりだ
          もんな」

    と、話をはぐらかしてます。

      さと子「お父さん!二人ともわざわざ来てくれているのよ。どういうこ
          とかわかるでしょう」
      義男 「うん・・トイレ行ってくる!」

    義男はそのままトイレにこもってしまいました。

      さと子「ごめんなさいね。二人のことは、反対してるわけじゃないのよ。
          初めてだから、こういうの」
      美幸 「本当に、反対してないかな?」
      さと子「嬉しいに決まってるじゃない!あんたが結婚することを誰より
          も望んでたのが、お父さんなんだから」
      美幸 「うん!」
      絵里 「お兄ちゃん。頑張って!」
      おさむ「うん

    トイレから戻った義男は、今度は;

      義男 「俺は・・・今日はもう、寝る!」

    などと言い出す始末。「お父さん!座って!」と、美幸に言われ、仕方なく席に着く義男。そうして、今度こそ、緊張の瞬間があり、おさむが一歩下がって両手をついて

      おさむ「・・・娘さんと」

    と言った瞬間;

      義男 「ダメだ!」

    え゛っ(;o;)。

      さと子「えっ?」
      絵里 「えっ?」
      おさむ「・・・(@o@)」
      義男 「・・・いや、ダメだ。腹が痛い。トイレに行って・・・」
      絵里 「ちょっとお父さん!!!」
    で、おさむってば;

      おさむ「・・・僕もトイレに行ってきます!」

    と、おさむもトイレにGO!



    そうして、前代未聞のトイレの扉を挟んでのご挨拶。

      おさむ「お父さん、そのまま聞いて下さい。僕は、お笑いの番組を作る
          仕事をしています。お父さんには、ご理解頂けないかもしれま
          せん。でも、僕にとって一番大切なことは、笑えることなんで
          す」

    その話を、便器に座りながら聞いてるとーちゃん。

      おさむ「美幸さんは、その・・・僕が一番大切にしているものを満たし
          てくれる、たった一人の女性なんです。美幸さんは、僕を、そ
          して日本中を、笑わせてくれます」

    そのおさむの様子を、後ろからじっと聞いている美幸。

      おさむ「そしてそれが、僕を日本中で一番幸せにしてくれるんです。僕
          は美幸さんの笑顔が大好きです!その笑顔をずっと見ていたい
          から!だから僕は、ずっと美幸さんを幸せにします!」

      美幸 「(;o;)」

    そして、おさむがトイレのドアの前で土下座をする。

      おさむ「お願いします!!美幸さんを僕に下さい!!」

    しばらくの沈黙のあと、義男が言う。

      義男 「美幸は、私の可愛い娘です。私にとっては自慢の娘です。だけ
          ど美幸は、私に似たばっかりに、あいつには散々今まで苦労を
          かけてきました。子供の頃から、からかわれて、いじめられて、
          何度も家に泣きながら帰ってきました。それは全部、私のせい
          です。私に似たばっかりにね」
      おさむ「・・・」

    ここから、父ちゃん号泣。

      義男 「・・・だけど美幸はね、私がそう言うと、笑うんです。私はお
          父さんの娘でよかったって、笑うんです。私はね、美幸には、
          ず〜っと笑っていて欲しい!幸せになって欲しいと、心から願
          っています!君のような人が、美幸と結婚したいと思っている。
          それは嬉しいですよ!でも、信じていいんですか?もう、美幸
          が傷つかないって、信じてもいいですか?」

    その義男の言葉に対しておさむは;

      おさむ「約束します!僕はお父さんに負けないくらい、美幸さんを愛し
          続けます!」

    男前じゃん、おさむ!!!!

    やがてトイレのドアが開く。

      おさむ「!」

    義男はおさむの手を取り;

      義男 「娘を、幸せにしてやって下さい」
      おさむ「はい!!」
    その様子を見守っていた美幸の瞳から涙が溢れて、さらにその様子を、さと子や絵里もじっと見ていた。



    そして、雰囲気はころっと変わって、全員で大宴会!とーちゃん、『愛しのエリー』?を歌ってます

    <ナレーション>
    お父さんの、どうかと思う歌を聞きながら、
    僕は、この家族と育った美幸ちゃんのことを、
    ますます好きになった。
    そして、彼女を産んでくれた二人に、
    心から、感謝していた。


  • [美幸の実家・美幸の部屋?]

    美幸の部屋に並んだ二つの布団。布団の上に座って、なにやら緊張の美幸。

    しょ、初夜ですか、いきなり?

      おさむ「いやぁ〜、気持ちよかったぁ〜」

    と、バスタオルで頭を拭きながら部屋に入ってくるおさむ君。って、きゃぁ〜、お風呂上りだわぁ〜♪でも、髪は濡れてないし、折角のパジャマ姿が可愛くないっ!そこまでサービスしたなら、何であともう一歩踏み込めないかなぁ〜。ぶつぶつ。
    それ以前に、この男物のパジャマは一体、何?

      おさむ「あれ?どうしたの?」
      美幸 「緊張してきました!」
      おさむ「なんで?」
      美幸 「明日の、W−1の2次予選のことを考えたら」

    おいおい、W−1の前日にこんなことやってたのかよ…。いくらB3が勝ち上がっていくことを確信しているとはいえ、ちょっと暴走しすぎだぞ。

      おさむ「あぁ、そうかぁ。明日だったね。大丈夫だよ。また勝てるって!」

    そして、おさむも布団の上に座って;

      美幸 「ネタのこととか考えたら、眠れないかも!」
      おさむ「ふふ。じゃぁ、一緒に起きてますか?」
      美幸 「いや、おさむさんは寝て下さい!今日は、お疲れ様でした。あ
          りがとうございました。嬉しかったです」
      おさむ「うん。俺も嬉しかったよ」

    そうして、向き合った格好になる二人。

      おさむ「ありがとね」

    『ね』って言うのが吾郎君だわぁ〜、と変なところで反応する私。

    向かい合う二人?美幸がそっと瞳を閉じる。

      おさむ「あ!」
      美幸 「えっ?」
      おさむ「そういえば、ベテランの芸人さんが言ってたんだけど、前日に
          5時間以上寝ないと、噛む確率が増えるらいしよ」
      美幸 「マジっすか!?じゃあ、寝ます!!寝れないかもしれないけど、
          頑張って寝ます!!」
      おさむ「うん。そうした方がいいよ」
      美幸 「はい」

    そうして、電気を消して;

      おさむ「あっ、あ、じゃぁ、俺も寝ようか」
      美幸 「おやすみなさい」
      おさむ「おやすみ〜」

    美幸のいびき、幸せそうな寝顔に微笑むおさむ。ここで美幸がおなかを出して寝るシーンでも来るのかと思いました…

  • [W−1グランプリ会場へ]

    もうすぐ時間だというのに、現れない美幸。先日、様子がおかしかったのを気にするB3の残り2人だが、ようやく:

      美幸 「おはようございます!」

    と、明るい笑顔で姿を現した。

  • [関東中央テレビ]

    柏木から、ついに完成した台本を渡される美也子。台本の表紙をめくると、『脚本家 藤原美也子』の文字が。

      美也子「大事にとっておきます。初心忘れないように」

  • [W−1グランプリ会場へ]

    いよいよ本番。

  • [関東中央テレビ]

    おさむと美也子が、出会ってます。

      おさむ「美也子の言ってたこと、やっとわかったよ」
      美也子「私もやっと、おさむと同じスタートラインに立てた!」
      おさむ「頑張って」
      美也子「おさむもね!」

    美也子はおさむの方を振り返り、彼を見つめたあと、また再びそのまま歩き出した。

  • [W−1グランプリ会場]

    第二次予選の合格発表が始まる・・・。

  • [関東中央テレビ・ズバットズバットスタッフルーム]

    おさむがいつものようにズバズバのスタッフルームにやってきたものの、どうも雰囲気が違う感じで;

      おさむ「おはようございま・・・???」
      竹田 「お前、待ってたんだよ。コウスケ、斎藤さん呼んできて」
      吉田 「はい」
      竹田 「ズバズバの今後が編成で決まったみたいでさ。斎藤さんから直
          々に報告がある」
      おさむ「決まった、って?」
      竹田 「・・・。まぁ、いい報告じゃぁ、無いだろうな」

    そうして斎藤がやってくる。

      斎藤 「おいー、みなさん、揃ってるね。いやぁ〜、もう、大変でバタ
          バタだ、編成、しゃばだばよ」
      竹田 「で、うちはどうなるんですか?」
      斎藤 「うん。来月で終わる」








      斎藤 「ズバズバの後枠には、上島の立ち上げた番組が収まった。まぁ、
          数字が全てってことでさ、諦めてもらうしかないな」
      竹田 「・・・。わかりました。ありがとうございます」
      斎藤 「はい、てなわけで」

    と、必要報告が終わったので、部屋を出ようとする斎藤だが;

      斎藤 「あ、このあいだのズバズバ、すげー面白かったじゃねーか。自
          分の番組以外で、あんなに笑ったの、初めてだ。またどっかで
          やれよ、ああいうの」

    そういい残して出ていった。

      松本 「すみません。俺、まさか、ズバズバの後枠になるなんて思って
          もみなくて」
      竹田 「これからこういうことは何度もある。気にすんな」

  • [W−1グランプリ会場]

    同じ頃、2次予選の結果発表が終わり、ロビーで合格を喜ぶコンビがいる横で、肩を落とし歩く美幸がいた。

  • [関東中央テレビ・ズバットズバットのスタッフルーム]

    同じく、ズバットズバットのスタッフルームでは、一人ぼっちで沈むおさむ。

    そんなおさむの後姿をじっと見つめる上島・・・。

    また、上島さんが、要らないことするのかなぁ〜。もし、他力(上島さんのおかげで)でハッピーエンドなんていう筋書きだったら嫌だぞ。

  • [川べりの公園]

    出前帰りの清水君。美幸が友美と話しているのを目撃する。

    やっぱり二人が並ぶとスタイルとかが違いすぎる・・・

  • [関東中央テレビ]

    夕刻。落ち込みながら、局内の廊下を歩くおさむ。

  • [川べりの公園]

    同様に、落ち込んでる美幸。

  • [関東中央テレビ]

      おさむ「・・・」

    エレベーターホールの前までやってきたころ、おさむの携帯の電話がなる。その電話の相手は『美幸ちゃん』。急いで電話を取ると;

      おさむ「もしもし、どうだった?」
      美幸 『私・・・やっぱり結婚できません・・・』
      おさむ「えっ?何、何?どういうこと?もしもし、美幸ちゃん?もしも
          し」

    美幸は何も言わずに電話を切る。その直後、隣のエレベーターの扉が開き、目の前に友美が現れた。

to be continued …

[次回予告]

  『今日、僕は、結婚式という人生最大のイベントを迎えようとしていた』


<第11話感想>

返す返すも『美也子編』の冗長さが口惜しい・・・

今日ぐらいのテンポとかノリとかがあれば、先週ほどの暴言は吐かなかったと思う今日この頃(吐かないとは言わないけど)。それにしても、久々におさむが主役のドラマを見たような気がするなぁ(主役なのに…(T_T))。久々にナレーションも復活して、嬉しい限りでございます。

おさむが、あそこまで結婚に突っ走ってしまう理由がやっぱりわかんないけど、そうやって突っ走る感じがこのドラマなんだろうなぁ、と思うので、今回に限っては(限った場合には!)これはこれでOKでした。もちろん、10話までの話を考えると非常に違和感を感じるのですが、むしろあっちが本論から外れてると思っていると思えば、案外、すっきりするんだな。”5話のラストで、美幸から手紙を貰って走り出したおさむ”から、途中の話はすっ飛ばして、”10話で生放送のスタジオに向かって走るおさむ”につなげると、それほど違和感無いと思う。いや、絶対にその方が話は通じると思う!!!(って、そんな連ドラってどーよ?(;o;))。

まぁ、何はともあれ、今回は、対美幸の映像は、比較的心穏やかに見れました。教会でのプロポーズもほのぼのしていていいんじゃない?
一方で、ズバズバの方の描き方は、もうそれこそグダグダでしたけどね。ここでもまた、前回までの描写は何〜にも反映されておりませぬ。美幸がズバズバの救世主になるんじゃなかったのかなぁ〜。おさむが「終わらせませんよ」と啖呵を切ったのは何だったんですかねぇ〜。その辺のアイデアが無いなら、そんな思わせぶりな描写をするなって感じです。それともそういったもやもやが、すっきりするような奇跡的な最終回が見られるのだろうか?

・・・って、書いてるうちにまた愚痴になってしまった。

おまけ:ついでにサブタイトルの「最終決戦!VS美人」は、どう考えても違うよね?「美幸さんを僕に下さい」とか、つけるならそっちだと思うのだけど。


(06.06.25)


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