ブスの瞳に恋してる

〜 第9話 「哀しきプロポーズ」 〜


  • [どすこいラーメン]

      美幸 「どすこい大盛、ネギ大めです!」

    芸人さんになると決心した美幸は、気分一新、どすこいラーメンのバイトも再会。花子さんのブスめくりも『ブス素晴らしき哉人生』と絶好調。

      花子 「これはねぇ、今の美幸ちゃんに捧げる言葉だよ」
         「本当に綺麗になったよねぇ」
         「女はねココ(心)がココ(顔)に出るんだよ。エステに行くより、
          心意気!」

    常連客の日野陽仁さんとも;

      美幸 「結局、お客さんとドラマで共演することも無かったですねぇ」
      日野 「何言ってるの、美幸ちゃん。お笑いでさドーンと売れたらさ、
          今度はドラマのヒロインって可能性だって!そこで共演だよ!」

    なんて盛り上がってます。

      美幸 「まぁ、ブスがヒロインのドラマがあればの話ですけどねぇ。ま
          ぁ、ないだろうな〜。ないな、うん」

    と、自己パロディですな(笑)。森○中がどーんと売れてるかどうかはさておき(おいっ)

    そんな美幸に浩太が「もしよかったら一緒にご飯でもどうですか?」と食事の誘いをかけるが、だがその日は、同居人の翔子と弥生が美幸の復活祝いの鍋パーティーを企画していたので食事の誘いは断わったが、美幸は浩太もその鍋パーティに誘った。

  • [スーパーマーケット]

    美幸と浩太は、翔子と弥生と合流し、買い出しでスーパーへ。

      弥生 「今日はガッツリ食べてもらうよ!私特性の弥生鍋だからね」

    と、弥生は浩太を従えて気合入ってってます(笑)。

    そんな感じで4人が買い物と続けていると、翔子がおさむと美也子が買い物をしているのを目撃しちゃってます。

      翔子 「あっ、やっべ」

    咄嗟に、美幸とおさむを遭遇させてはいけないと判断する翔子だけど、そんな翔子の焦りを知ってか知らずか、当のおさむは;

      美也子「久しぶりだね、こうやっておさむとお買い物するなんて」
      おさむ「美也子の手料理なんて何年ぶりだろうね」
      美也子「こんな機会、滅多に無いから頑張っちゃおうかな」
      おさむ「おっ」
      美也子「(笑)」

    と、美也子と和気藹々と買い物をしてます♪


    一方の翔子は、おさむと出くわさないように必死にあっちこっちと美幸の行く先の軌道修正をしむけてますが、結局、最後の最後で鉢合わせ。

      美幸 「あっ」
      おさむ「・・・」

    一同膠着状態。

      美幸 「・・・こんばんは。どうぞ、ソーセージ」

    と試食で手にしたソーセージを渡されて、おさむも素直にそれを受け取りながら(笑)

      おさむ「ああ・・・奇遇だね」
      美幸 「(笑)。いいなぁ〜。お二人でお買物ですか?」
      おさむ「まあ、そんな感じ?」
      美幸 「あ」

    で、他の3人は;

      翔子 「・・・お久しぶりです」
      弥生 「・・・お久しぶりです」
      浩太 「・・・」

    と、おさむと出くわしてなんとも気まずい表情を。一方、美幸は美也子に;

      美幸 「私、2度めましてなんですけど」
      美也子「はい。覚えてますよ。ラーメン屋さんで」
      美幸 「はい」
      美也子「みなさん、お友達?」
      おさむ「うん・・・まぁ、そうだね」
      美幸 「あ、そうだ!今日、うちで鍋パーティーがあるんですけど、良
          かったら、お二人も、どうですか?」
      一同 「はっ?」
      おさむ「・・・」
      美幸 「ね?」

    美幸の言葉に驚く一同!(ありえんでしょう、この展開は、普通!!)

  • [メゾン・ド・桜台]

    そうして、夜は全員集まっての鍋パーティ。美也子も加わって、女性3人は台所で料理の準備中。

      翔子 「何かすみません、無理矢理誘っちゃって」
      美也子「いいえ、私もおさむのお友達と知り合いになれて嬉しいし」

    こっちは和気藹々と女性陣が鍋の準備をする間、一方、相当気まずそうにテーブルの方でビールを飲んでる男性陣=おさむと浩太君。

      おさむ「・・・あ、今更だけど、山口おさむです」
      浩太 「清水です」
      おさむ「・・・」
      浩太 「・・・」

    なーんにも会話が続かないのね(笑)いいなぁ、この気まずい空気(笑)

    そんな気まずい二人を見ながら美幸は;

      美幸 「飲んでますか!?」
      おさむ「ああ、うん」

    と、おさむと浩太のいるテーブルにやってきて、まだ言ってない重大報告を;

      美幸 「あの〜、わたくし色々とありまして、このたび、お笑いの道に
          進むことになりました!」
      おさむ「・・・本当に!?」

    ものすごーく食いつくおさむ君。

      浩太 「!!!」
      美幸 「はい!事務所の後輩とトリオで、B3っていう名前で!」   おさむ「すごいよ!!(身を乗り出して)おめでとう!!っていうか、
          ようこそ、こっちの世界へ♪」
      美幸 「お願いします」
      浩太 「・・・(--;)」

    目をキラキラ輝かせて美幸のことを見つめるおさむ(おさむのキラキラかわええ目が復活だわぁ〜(笑)


    そうして、いよいよ弥生鍋の完成です。熱々の鍋に真っ先に箸をつっこむ美幸。

      美幸 「熱っつ!!辛っ、そんで」

    そんな美幸を見てみんな笑ってますが、一番反応しているのはやっぱりおさむ君です。

      美也子「おさむは猫舌なんだから気をつけてよ」
      おさむ「あ、ありがとう」

    そうして美也子に取り分けてもらったものをふーふーさせながら(*^^*)、一口食べて;

      おさむ「ああ!!!熱っ」
      美也子「だから言ったでしょ」

    なんてやってる二人を見て、美幸は;

      美幸 「やっぱりベストカップルって感じですよねー!」

    と。それって、無理無理言ってない?

      おさむ「そうかな」
      美幸 「そうですよ〜。完璧!絵になる〜!」

    指でフレームを作り二人をそこに収めてみる美幸。

      美幸 「そう思わない?」
      翔子 「ああ…、二人は普段どんな会話をしているんですか?」
      美也子「意外と仕事の話が多いかな」
      おさむ「うん」
      美幸 「それってやっぱり、お互いが仕事の面でもアスベスト?」
      一同 「・・・」
      翔子 「・・・リスペクト!」
      美幸 「ああ、それそれそれそれ!リスペクトしてるからですよね〜。羨ましいな、そんな関係!」
      美也子「基本的には私が聞き役だけどね」
      おさむ「えっ?そんなことないだろ?」
      美也子「そうだよ(笑)」
      おさむ「(笑)」
      美幸 「熱いなー。鍋より熱いなー、お二人は!熱い、熱い」

    そうやっておさむと美也子の仲をはやし立てる美幸。

    そして、芸人となった美幸はおさむに、お笑い芸人にとって一番大切なのは何かを尋ねる;

      美幸 「あの…、参考にしたいんですけど、お笑い芸人にとって、一番
          大事なことって何ですか?」
      おさむ「・・・うん、そうだな・・・やっぱり、どれだけ笑いが好きか
          ってことじゃないかな?」
      美也子「それ、自分のことでしょ?」
      おさむ「まぁ、ね。でも、美幸ちゃんに教えることはもう何も無いな」
      美幸 「えっ?」
      おさむ「だって、さっき熱い鍋があった時に、すぐに飛びついたでしょ
          う?あれはお笑い芸人にとっては一番正しいリアクションだか
          ら」
      美幸 「うーん。でもあれはお腹が空いてただけだしな〜」
      おさむ「ふふふ(笑)。まぁ、リアクションって誰がやっても面白いわけ
          じゃないんだよな。同じことやっても笑えない人もいるわけだ
          し。その点美幸ちゃんは、お見事だったよ!」

    と、熱弁を振るうおさむ君。

      美幸 「うーん。でも別に、笑わせようとしたわけじゃないしなぁ〜」
      おさむ「美幸ちゃんだったら、その冷やしおでんでも、オモシロリアク
          ション出来るんじゃないかなぁ〜」
      美幸 「ちょっと、辞めて下さいよ!何なんですか、そのふり」
      翔子 「・・・」
      美幸 「・・・翔子、いや私は食べないよ。ほんとね、熱いんだもん。
          ね、言っとくけど」

    翔子が冷やしおでんの玉子を美幸の口に運ぶ。

      美幸 「あつあつあつ、熱ーい!!」
      おさむ「面白い、面白いよ!」
      美幸 「大丈夫ですか?私」
    1234567890123456789012345678901234
      おさむ「大丈夫だよ!まぁ、あとは、こう…、女性の芸人にとっての課
          題なんだけど、お笑いの為にどれだけ恥を捨てられるかだよね。
          例えば、まぁこれ、喩え話なんだけど、みんなの前で、オナラ
          が出来るか?」
      一同 「ええ!!」

    ”おなら”という喩えを出して、おさむ君、完全に退かれてます。

      浩太 「・・・。僕は、そういうの、面白いと思いません」
      一同 「(笑)」
      おさむ「ああ(笑)、ちょっと、喩えが悪かったかな。まぁ、これはあく
          まで、それぐらいの覚悟があるかって話であってね」
      美幸 「・・・」
      おさむ「ん?」
      翔子 「あれ、美幸、ちょっと、今出そうとしてない!?」
      美幸 「・・・あー今出たら面白いのにー!!」
      翔子 「もういいのよ、出さなくて、喩え話なんだからさ」
      美幸 「ああ、出ない!!!」
      おさむ「(笑)」

    笑顔のおさむの表情をじっとみつめる美也子。

    まだまだ”おなら”を頑張る美幸だけど(笑)、そこにおさむの携帯に松本から電話が入る。

      松本 『あ、おさむさん、すぐこっちに来れます?今からMIYUって
          歌手のの歌撮りやるんですけど、これがすっげーパンチ効いた
          顔してるんすよ。絶対オモシロですよ!』

    ってことで、おさむは先に帰っちゃうようです。

      おさむ「ごめんね」
      美也子「本当にもう…」
      美幸 「MIYUさんによろしくです」
      おさむ「そこにオモシロがあると思うとさ。じゃぁ、ごちそうさま」

    ってことで、美也子を残してテレビ局に行っちゃいました。酷い男だ・・・

      美也子「ほんと、昔からああなんですよね。オモシロにまっしぐら」
      美幸 「猫まっしぐらって感じですよね(笑)」

    料理の方は最後は雑炊で仕上げですが、その横で並んで食器を洗ってる美幸と美也子。

      美也子「おさむ、喜んでたね、美幸ちゃん、お笑いやるって」
      美幸 「おさむさん、私のこと、珍獣かなにかと思ってるみたいで(笑)」
      美也子「おさむが美幸ちゃん見ているときの目ってね、オモシロ見つけ
          て輝いているときと一緒なの。一番キラキラしてる」
      美幸 「でも、おさむさんがその目をしている時が、美也子さんは一番
          好きなんでしょ?」
      美也子「うん。あんなに自分の好きなことに真っ直ぐな人って、いない
          と思うんだよね。(笑)ちょっと子供みたいだけど」
      美幸 「おさむさんそんな風に思われて幸せだろうなぁ〜。結婚しちゃ
          えばいいのに!」
      美也子「え?」
      美幸 「(笑)」

  • [外]

    家を出て美也子を途中まで送っていく美幸。先ほどの話しの続きをしている。

      美幸 「やっぱり、女の幸せは結婚ですよ。そういう願望ってないです
          か?」
      美也子「うん。そうだなぁ。7年前、海外に行く前は、そんなこと思っ
          た・・・のかなぁ。よくわかんないけど」
      美幸 「言わなかったんですか、結婚したいって?」
      美也子「うん。お互いそんな話しないまま、別れちゃったからね」
      美幸 「じゃあ、なお更ですよ!1度別れてから、7年も経ってまた付
          き合うだなんて、それってやっぱり運命だと思うんですよね。
          私、二人にはうまくいって欲しいんです」
      美也子「ありがと!」
      美幸 「2人のこと応援しますから、またどすこいラーメンにも来て下
          さいね」
      美也子「(笑)じゃぁ、おやすみなさい」
      美幸 「おやすみなさい」

    美也子はなぜかちょっと複雑な心境で、美幸と別れた…

  • [メゾン・ド・桜台]

    そうして、鍋パーティも終わり;

      弥生 「確かに美也子さん、女偏差値高かったねぇ〜」
      翔子 「あれじゃぁ、負けても仕方ないか」
      美幸 「いやぁ〜、ほんと二人には上手くいって欲しいなぁ〜」
      翔子 「本気でそう思ってるの?」
      弥生 「嘘ついてない?」
      美幸 「嘘なんかついてないっつーの」

    で、結局どっち?

  • [おさむの部屋]

    おさむの部屋で、一人で留守番している美也子。まだおさむはテレビ局から戻ってきてないようです。

      美幸 『結婚しちゃえばいいのに』

      おさむ『これからもずっと俺のモーニングコールして欲しいな』
      美也子『それってプロポーズ?』
      おさむ『えっ?』

    先ほどの美幸の言葉、そして昔のおさむとのやり取りを思い出す美也子。


      おさむ「ただいま」

    そこにようやくおさむが帰ってきた。

      美也子「おかえり」
      おさむ「ああ、残念!終わってたんだよ、MIYU。まぁ、結果的に見れな
          かったけど、まぁ、今日は美幸ちゃんがお笑いの道を始めたっ
          ていう収穫があったから、よしとするか」
      美也子「嬉しそうだね」
      おさむ「いや、前々から言ってたのよ、お笑いやったほうがいいってさ。
          もしかしたら美幸ちゃんが、ズバズバの救世主になるかもしれ
          ないなぁ〜」

    そんな美幸に夢中なおさむに;

      美也子「美幸ちゃんにね、二人は結婚しちゃえばいいじゃないって言わ
          れちゃった」

    なんて美也子が言ってみたものの;

      おさむ「え?」
      美也子「もちろん、冗談だけどさ」
      おさむ「あ!そうだ!B3がさ、”チャーリーズ・エンジェル”のコン
          トやったらオモシロじゃない!?オモシロだよ!書いてみるわ」

    と、パソコンを広げてネタを考え始めるおさむ。おいおい、美也子がすごいこと相談してるのに、おさむのその態度はどーよ?何でそんな男がもてるんだよ!!!(汗)

    だけどそんなおさむを黙って見つめ続ける美也子もどうなのかと・・・

  • [メゾン・ド・桜台・美幸の部屋]

    一日が終わって、部屋で一人;

      美幸 「いいんだよね・・・」

    と呟く。まだまだ未練あるのにね・・・

  • [テアトル・ワールド]

      美幸 「もう、同じグループなんだし、先輩、後輩とかじゃないんだか
          ら、敬語やめない?」

    と、そんなところからスタートするB3。トリオを結成して、稽古場でネタを練り始めた3人です。美幸が突っ込まれ役らしく、遠慮されると非常にやりにくいと。だけど、どうしても遠慮したり、美幸は美幸で突っ込まれるのに身構えちゃったりして・・・

    そのB3の練習風景を楽しそうに見つめるおさむ;

      井之頭「どうですか、うちのB3は?」
      おさむ「すごいですよ!逸材ですよ!」
      井之頭「まだ3人のネタが出来てないんで、すぐには使えないんですけ
          ど、もう、すぐにでもネタをつくらせてね、今度のW−1グラ
          ンプリにエントリーさせようと思ってるんです!」
      おさむ「3人が立っているだけですでにもうコントになっていますから
          ね」
      井之頭「やはり、私の目に狂いはなかった!私ですよ、最初に見つけた
          のは!!」
      おさむ「俺の目に狂いはなかったなぁ」
      井之頭「あれ、聞いてない・・・」
      おさむ「近いうちに必ず、お仕事させていただきます!」
      井之頭「それはね、もう。きっとね、早い者勝ちになりますよ」

    なんていう井之頭の言葉も聞かずに、惚れ惚れと(←って表現でいいのよね?)B3のことを見ているおさむ。

      井之頭「あれ、聞いてない・・・」

    完全に自分の世界に浸ってますね、おさむ(笑)

  • [関東中央テレビ・ズバットズバットスタッフルーム]

      おさむ「おはようございます!」

    いつものようにスタッフルームにやってくるおさむ。いや、いつものようにじゃないですね、今日はちょっと心ウキウキ状態?だけど、竹田の方は沈んだ表情をしっぱなしです;

      竹田 「なかなかゲストがはまんないなぁ」
      おさむ「ちょっと企画から外れるんですけど、すごい新人がいるんです」
      松本 「芸人さんですか?」
      おさむ「ああ。あのどすこいラーメンの美幸ちゃんが、トリオを結成し
          てお笑いデビューするんですよ!今、事務所で見てきたんです
          けど、絶対に使えますね。間違いないです」

    と、自信満々のおさむ。だけど、竹田は渋い顔をしていて;

      竹田 「・・・」
      おさむ「あれっ?」
      竹田 「おらさむ、使ってみたいのは山々だけど、今のズバズバの置か
          れた状況で新人起用はリスキーすぎるな。俺は何としてもこの
          番組続けたいからさ」
      おさむ「そう・・・ですか」

    だったら、美也子を出演させとけよ、竹田さん・・・(;o;)。

  • [テアトルワールド]

    B3の練習風景を覗く上島さん。見つけちゃったよ・・・(笑)

      上島 「いいもん見ぃ〜っけ」
      井之頭「どうです、うちのB3は私の目に狂いはなかった。私ですよ、
          最初に見つけたの!」
      上島 「俺の目に狂いはなかった」
      井之頭「私の話、聞いてます?」
      上島 「近いうち、オファーに来るかもしれません」
      井之頭「あ、お待ちしております。きっとね早いもの勝ちになりますよ」
      上島 「・・・」
      井之頭「聞いてます?」

    天丼?(笑)

  • [関東中央テレビ・バラエティーセンター会議室]

    夕刻。会議室に斎藤に呼び出されたおさむ。

      斎藤 「上島が新番組立ち上げようとしているの、知ってるだろう…?
          どうやら編成でも評判がいいらしいんだ。ここだけの話、ズバ
          ズバの後枠にはあいつの番組が収まる可能性が強い」
      おさむ「・・・そうなんですか」

    薄々感じてはいたものの、若干の動揺を示しながら斎藤の話を聞くおさむ。

      斎藤 「別に上島に個人的な恨みがあるわけじゃないんだが、またあい
          つに偉そうにな顔をされるのは面白くない。上島は斎藤帝国を
          揺るがす危険分子だ」
      おさむ「まぁ、そんなこと僕に言われても」
      斎藤 「だから俺が、上島にぶつける番組を立ち上げようかなぁ、と思
          って。それをおさむに頼みたいんだ。新番組、お前の好きなよ
          うにやってみないか?」
      おさむ「えっ・・・」
      斎藤 「あの枠はお前も思い入れがあるだろー。正直、俺が立ち上げれ
          ば、政治的にもこっちの方が成立すると思うんだよな」
      おさむ「でも、今は、ズバズバが終わることを考えたくないんで」
      斎藤 「まぁ、竹田ちゃんも頑張ってるみたいだし、お前の立場も分か
          るんだけどぉ・・・沈没する船に乗っていても仕方ないんじゃ
          ないの?」
      おさむ「・・・」

    と、苦悶の表情をするおさむ君は素敵です!!!!(*^^*)。こういうシーン、もっと増やして!!!!!まだ間に合う・・・かな?(笑)

  • [おさむの部屋の前]

    おさむの部屋の玄関口。美也子が部屋の中に入ろうとしたところに、友美現れた。

      友美 「おさむさんの妹さん?・・・なわけないか。彼女さんですよね?」

    美也子は黙って頷く。友美は手にしたおさむの部屋の鍵を美也子に差し出す。

      友美 「はい、これ。私はもう必要ないんで」

    友美が合鍵を渡し、美也子はそれを受け取る;

      美也子「おさむの?」
      友美 「元カノです。心配しないで下さい。別にここで修羅場を迎えに
          きたわけじゃないから」

    いや、私は許すけど(笑)

      友美 「・・・あ〜あ。吹っ切ろうと思って鍵返しに来て、今カノにも
          会ったっていうのに・・・。私、もしおさむさんが1mmでも私
          のことを好きだったら、今なら仕事辞めてもいいって思ってま
          す」
      美也子「・・・」
      友美 「フラれちゃってから余計好きになるなんて、変ですよね」
      美也子「・・・」
      友美 「じゃあ失礼します」

    美也子はその鍵をじっと見つめる。

  • [おさむの部屋]

    おさむが帰ってきて、真っ先にテーブルに置かれた鍵が目に入る。それを手にするおさむ。

      おさむ「これ・・・?」
      美也子「返しに来たよ。もう、必要ないって」
      おさむ「そう・・・」
      美也子「あの子ねぇ、おさむの為だったら、仕事辞めてもいいって言っ
          てた。7年前の私と同じだった。不思議だよね、おさむを好き
          になると、みんなどっか、哀しい思いをするの。でも、おさむ
          は何も悪くないんだよなぁ」

    いや、それはおさむを責めてる発言じゃないかと・・・

      おさむ「・・・」
      美也子「彼女に会って、思い出しちゃった。昔の自分のこととか・・・」

    おさむは美也子を抱きしめる。

      おさむ「約束する!もう絶対美也子のことを悲しませない!」
      美也子「おさむは、ずるいんだよ!」
      おさむ「約束する・・・」

    おさむは美也子にそう言った。だけど、どっちがずるいんだよ、と小一時間・・・。美也子、ずるいよ、そういうの・・・

  • [どすこいラーメン]

    先日の鍋パーティのときの話をしている美幸と浩太;

      浩太 「美幸さん、それ、本心で言ってるんですか?」   美幸 「何で清水君までそんなこと言うかなぁ。だってあの二人、お似
          合いだったじゃん」
      浩太 「だって、美幸さんはおさむさんのこと・・・」
      美幸 「(絶句)・・・あ、バレてた?」
      浩太 「そりゃ、見てれば分かりますよ」

    それはそれとして;

      美幸 「今は、いち新人芸人と、作家先生だから」
      浩太 「・・・(--;)」

    そ、そこに、美也子がやって来た。

  • [近くの公園]

    美也子は美幸を近くの公園に呼び出して、恋愛相談???

      美也子「何かねぇ、美幸ちゃんに結婚したら?って言われてから、いろ
          んなことが不安になってきて…」

    と、そんな相談事を美幸に持ちかける美也子。(こんな大事な事を、知り合って間もない美幸に相談するのぉ〜???)

      美幸 「それって、贅沢な悩みなんじゃないですか?」
      美也子「えっ?」
      美幸 「お互いを尊敬しあえる人に出会って、両思いになって、付き合
          って。きっと、相手のことが好きだから、不安になるんでしょ?
          不安がなくなった時、もうその恋は終りだよ・・・ジュテーム
          ボク 聞こえたかい?・・・なんちゃって!」
      美也子「(笑)」
      美幸 「大体、美也子さんみたいな人が悩んでどうするんですか!私な
          んて、恋で悩むことすら出来ないんですよ。もう!」
      美也子「ふふふ(笑)。ほんといい笑顔だね。美幸ちゃん」
      美幸 「もういいんですよ、私の顔の話は!」

    笑いあう二人。


    そして、階段に座って話を続ける;

      美幸 「ああ、あれじゃないですか。最近、二人とも忙しいから、デー
          トとかしてないんじゃないですか?」
      美也子「そうだね・・・。昔はなぁ、二人ともお金は無かったけど時間
          はあったので、近所を散歩したりとか、子供達の帰った公園の
          ブランコに座って、ずーっとおしゃべりしてたなぁ」
      美幸 「何かいいなぁ。プレゼントとかは?」
      美也子「いっつもオモシロ優先で、変なジャケットのCDとか。おじさ
          んばっかり写っている写真集とか(笑)」
      美幸 「あはは(笑)。おさむさんらしいな」
      美也子「でもね、おさむの仕事が忙しくなってきた頃ね、プレゼント選
          ぶ時間が無かったって、花束をくれたときがあったの」

    当時のことを振り返る美也子;

      おさむ『はい』
      美也子『♪』

    黄色いチューリップの花束をおさむは美也子に渡す;

      おさむ『そんな普通なものでごめんね』
      美也子『うふふふ(笑)』
      おさむ『ごめん、ごめん』


    そんなおさむの照れ顔を思い出す美也子。

      美也子「そのときのおさむの謝ってる顔が可笑しくて。でも、すごく嬉
          しかったんだよね・・・」
      美幸 「・・・よし!おさむさんとのデート、私にプロデュースさせて
          下さい」
      美也子「えっ?」
      美幸 「久しぶりに付き合い始めた頃のデートをして下さい。そういう
          時間が二人には必要なんですよ!うん」
      美也子「うーん」
      美幸 「任せて下さい、私完璧にセッティングしますから!それで、い
          い雰囲気になって・・・ああ…プロポーズしちゃって下さい」

    何でいきなりそういう展開に?!

      美也子「ええ・・・!!!」
      美幸 「自分から、パシッと!ね!」
      美也子「・・・」

    大困惑状態の表情の美也子。

  • [関東中央テレビ・ズバットズバットスタッフルーム]

    ズバズバのスタッフルームでパソコンを広げているおさむ。そのパソコンでは;

      『地下3階からてっぺん目指す?
       B3のポッチャーリーズエンジェル
       登場人物 キャメロン・・・太田美幸
            ドリュー・・・・村田元子
            ルーシー・・・・沢木峰子』


    なんて、美幸たちB3のコントをあれこれ考えてます。そのおさむのパソコンを覗き込んだ佐藤さんは;

      佐藤 「何のコントですか?」
      おさむ「えっ?・・・いやいや、何でも無いよ」
      佐藤 「この部屋で他の番組のコント書くの、無しですよぉ〜」
      おさむ「違うって!」

    と、竹田のOKが出ない以上、B3のコントを書いてることは表に出せないのね…。と、その肝心の竹田は;

      竹田 「あーあ」

    と深いため息をついて電話を置き、机の上の名簿にある名前の1つを赤ペンで消した。他にも既に消された名前が多数ある。おさむはそんな竹田の姿を見て;

      斎藤 『沈没する船に乗ってても仕方ないんじゃないの?』

    斎藤のあの言葉が頭をよぎる。その言葉を振り切るように竹田に声を掛けるおさむ;

      おさむ「ゲスト決まらないんですか?」
      竹田 「ああ・・・何人かは返事待ちなんだがな」
      おさむ「俺の方からも何人かあたってみますよ」
      竹田 「おお、悪いな。頼むな」

  • [関東中央テレビ・ロビー]

    出前に行こうと、いつものように関東中央テレビにやってきたものの、今日から配属になったという警備員(本日のゲスト出演の長州小力さん)に玄関のところで止められちゃう美幸。そこへ日野がやって来て;

      日野 「俺と一緒に入ればいいよ!俺、ほら、顔パスだから!」

    と美幸に言う日野だったが、日野のことを知らないという警備員は入館を許さない。
    更にそこに通りかかったのは上島で、美幸が中に入れてもらえない、と訴えると;

      上島 「おい、彼女は将来この局を背負うかもしれないタレントさんな
          んだ!よく覚えとけ!」

    と上島さん。警備員は上島に「すみませんでした!」と謝罪して、上島と美幸は中に入っていきました。

    だけど、日野さんだけはその場に残され、結局、どうなったんでしょうかねぇ〜(笑)。絶対に仕事に遅れてるな、うん。

  • [関東中央テレビ・ズバットズバットスタッフルーム]

    出前にやってきた美幸に、こっそり話しかけるおさむ。

      おさむ「今さ、B3のためにコント書いてるんだよ。いつか使ってもら
          おうと思ってさ」
      美幸 「えっ、どんなのですか?」
      おさむ「チャーリーズ・エンジェルみたいなコントでさ」
      美幸 「ああ、私がキャメロン」

    と、一旦は、チャーリーズエンジェルの格好をしたB3を想像しておきながら;

      美幸 「って、馬鹿」

    と、美幸はノリツッコミまでするようになりました。

      おさむ「?」
      美幸 「私のことなんかより、美也子さんですよ」
      おさむ「美也子?」
      美幸 「美也子さんとデートしてあげて下さい。美也子さんだって、平
          気なようで、やっぱり寂しいんですから」
      おさむ「それは・・・分かってる」
      美幸 「きっと、言いたいことがあると思います」
      おさむ「・・」
      美幸 「その時はちゃんと返事してあげて下さいね。美也子さんのこと
          を、悲しませないであげて下さい」
      おさむ「わかってるよ」
      美幸 「それと・・・私がキャメロン・ディアスでいいんですよね?」
      おさむ「はっ・・・ああ・・・もちろん、そうそう」
      美幸 「私が、キャメロン・・・ふふふふふ」
      おさむ「(笑)」

    キャメロン・ディアスといっても、結局はコントだからね、美幸ちゃん!絶対にそんなに格好よくはならないよ(笑)

  • [関東中央テレビ・ドラマセンター]

      柏木 「ラスト、変えられたんですね」

    美也子は柏木とドラマの打ち合わせをしていた。脚本のラストを、主人公が結ばれないハッピーエンドに変更していたのだ。

      柏木 「この方向は、ありだとは思うんです…。ただ、このままだと、
          ヒロインと同じ体験をした人にしか理解できないと思います。
          もう少しわかりやすく、ヒロインの気持ちを台詞にしていかな
          いと…」
      美也子「・・・そうですよね」
      柏木 「すみません」
      美也子「いえ。台詞に出来なかったのは、私自身の気持ちに、まだ整理
          がついていないからだと思います」

    と、ここでおさむのことを暗示させるわけね。でも、公私混同?(汗)

  • [関東中央テレビ・バラエティーセンター]

    深夜。テレビ局のほとんどの社員が帰り、照明も落ちてるオフィスの一角で、上島と松本が打ち合わせをしている。

    それを見つける斎藤。

      斎藤 「松本・・・そいつと付き合っても、無駄に終わるかもしれない
          な」
      松本 「えっ?」
      斎藤 「俺がそいつの好きなようにはさせないからさ」

    意味深な言葉を投げかける斎藤を、睨みながら「お疲れっす」と言って上島は帰っていった

  • [メゾン・ド・桜台]

    名づけて『プロポーズ大作戦』。美幸は翔子と弥生に、二人を上手く行くように、「私の代わりに・・・じゃなくて、私の分も・・・」という思いで、美也子の応援をしようとしていることを明かし、二人にどうすればいいか相談する。

  • [おさむの部屋]

      美也子「ただいま!」

    美也子が帰ってくると、おさむは美幸のためのコントを夢中で書いている。あまりに夢中すぎて、帰ってきた美也子に気付いているんだか、いないんだか・・・。

      美也子「ただいま!」
      おさむ「ああ、お帰り・・・」
      美也子「ノッてるみたいだね」
      おさむ「そうなんだよ。例の美幸ちゃんのコントなんだけどさ、やっぱ
          り自分が書きたいものがあるときが、一番、楽しいよね」
      美也子「ホント、昔からおさむは変わらないね」
      おさむ「(笑)」

    その姿を何かを考えながら見つめる美也子

      美也子「・・・」

    こういうすれ違いを、最初の方から見せててくれたら、逆に美也子にもっと感情移入ができたんだろうけどねぇ…。ちょっと遅いんだな。

  • [メゾン・ド・桜台→公園]

    そして朝になり、そして美幸は翔子や弥生に協力を得ながらデート準備を着々と進める。適当な公園を見つけてそこを改造工事中・・・って、そこまで大規模なことを勝手にやっちゃぁいけません(--;)
    でもまぁ、毎日毎日、大工工事みたいなことをやって頑張ってます。

  • [どすこいラーメン]

    花子に理想のデートがどんなのかをリサーチする美幸だけど、花子さんの回等は、”昭和時代のデート”で、あんまり役には立たない模様・・・

  • [公園]

    バイトが終わってもペンキ塗りの作業をしたりあれこれと。

  • [メゾン・ド・桜台]

    そして美幸プロデュースのデートの日。

      美幸 「やるだけのことはやりました。あとは本番だけです。二人とも、打ち合わせどおりお願いします」
      翔子&弥生「はい!」
      美幸 「プロポーズ大作戦、いくぞー!!!」

  • [公園]

    公園の一角には、美幸が作った木製のブランコ。『おさむみやこ』プレートが貼ってある。その前には、美幸が描いた可愛らしい海の絵。(美幸よ、そこまでの才能があるなら、美術さんとしてでも食べていけるんじゃないかと・・・)

    美幸が用意したデート場に、先に翔子が美也子を連れてきて、その後、弥生がおさむを連れてくる。

      弥生 「ちょっと急いで下さい」
      おさむ「えっ、何?」
      弥生 「行けば分かりますから」
      おさむ「ねぇ、何なの?」

    で、連れてこられた公園に用意された小さなブランコには、美也子が座っていた。

      おさむ「・・・」
      弥生 「美幸からの伝言。仕事の話は一切無しでって。じゃぁ、行って
          らっしゃい!」

    弥生に背中を押され、美也子の方にゆっくりと歩いて行った。おさむと美也子、微笑みあう二人。そうして、美幸が用意したその小さなブランコに、おさむも美也子の隣に腰を下ろした。

      美也子「懐かしいね、こういうの」
      おさむ「うん・・・そうだね」
      美也子「ふふふ(笑)」

    そうして、ブランコに揺られ続ける二人。

      美也子「昔さ、こうやって、ブランコに揺られながら、おさむが通り過
          ぎる人にあだ名つけてさ」
      おさむ「あはは(笑)・・・あれ、波の音が聞こえる」

    と、それは美幸が作り出す効果音。

      美也子「本当だ(笑)」
      おさむ「ふふふ(笑)」

    今度は、MIYUの歌声の流れるラジオをつけてみたり、シャボン玉をとばしてみたり。花子さんじゃないけど、思いっきり昭和の演出ですな。



    そうして夜も暗くなり、この二人、ずっとブランコに揺られてたのかどうかは不明ですが(汗)、続いての美幸ちゃんの演出は、子豚の着ぐるみを着ての二人の前に登場です。

      美也子「こんばんは」
      おさむ「美幸ちゃんでしょ?」

    そういわれても否定する子豚ちゃんは、黄色い花の花束を持っていきて;

      おさむ「俺に?」

    美也子に渡すようジェスチャーで伝える子豚ちゃん。それはもちろん、おさむが昔誕生日プレゼントをした花束を思い出されるものであり・・・

      おさむ「はい、どうぞ」
      美也子「ありがとう」

    そうして、美幸の最後の演出は、その花束と同じチューリップがいっぱいの花壇(中央には『おさむ&みやこ』という文字)と、公園一杯の電飾。

      美也子「うわぁ〜」
      おさむ「すげー」
      美也子「ありがとう!」
      おさむ「ありがとう、子豚ちゃん」

    そうして、二人の前から立去りました。後ろに隠れて、美幸を迎え入れる翔子と弥生。3人はハイタッチして作戦が上手くいったことを喜ぶ。

      美幸 「美也子さん、言えたらいいけど・・・」

    おさむと美也子の姿を見ながら、美幸はその場を去っていった・・・



    そして、本当に二人きりになったおさむと美也子。

      美也子「美幸ちゃんにね、言われたんだ。自分から、バシって言えって」
      おさむ「何を?」
      美也子「何だと思う?」
      おさむ「いやいや、わかんないよ。何?」

  • [メゾン・ド・桜台]

    作戦成功を祝う3人。ビールやワインで祝杯をあげてます。

  • [公園]

    だけど・・・

      美也子「私ね、久しぶりにおさむと住み始めて、はっきりわかったこと
          がある」
      おさむ「何?」
      美也子「おさむはずーっと変わらない。そして、私はそんなおさむが大
          好きだってことが」
      おさむ「ふふ」
      美也子「でもね、そんなおさむといると、時々寂しくなったり、不安に
          なったりして。それは7年前もそうだったんだけど・・・」
      おさむ「だからそれは、もし俺が変わることで、美也子に寂しい思いを
          させないなら」
      美也子「ううん。おさむはそのままでいいの。それは前からずっと言っ
          ているでしょう?じゃなかったら、私の好きなおさむじゃなく
          なっちゃう」
      おさむ「じゃぁ、お、俺はどうすれば?」
      美也子「最近になって気づいたんだ〜。私は、おさむを笑顔で見守るこ
          とはできても、おさむを笑わせることはできない。それって、
          おさむが一番大切にしているものを、私は持ってないのかなぁ
          って」
      おさむ「いや、そんなことないよ!」
      美也子「おさむに必要なのは、笑顔で見守ることじゃなくて、おさむを
          笑わせたり、おさむと一緒になって大笑いしたり、出来る人な
          んじゃないのかな」
      おさむ「・・・」
      美也子「私にはそれは出来ない。でも、美幸ちゃんなら全部出来るよ!」
      おさむ「え???????」
      美也子「きっと、変わらない二人のままでいられる。だから・・・ここ
          でおしまいにしよう。上手く言えないけど、これが私とおさむ
          のハッピーエンドだと思う」

    おさむは美也子の言葉に驚き、美也子を見つめるのだった。

to be continued …

[次回予告]

  おさむ「俺と、結婚してくれ!」


<第9話感想>

美也子編終了・・・長かったよ、本当に(;o;)

おさむが美也子のことが好きだというのは本当だと思えるのに、「おさむが一番大切にしているものを、私は、持ってないのかなぁ」などと言って別れるのは、美也子は結局、そういうおさむと一緒にいるのが寂しいから別れたいってことなのに、おさむが悪いみたいな表現をしつつ、別れ話を切り出すのがズルイよなぁ、と思って見たり。最後の最後まで友達にはなれないタイプだったな、うん。

さて、おさむの方は、いよいよオモシロに路線変更した美幸と遭遇。やっぱりおさむは恋に悩んでいるよりも、オモシロを追いかけてる方がいいような気がする。そしてオモシロを追いかける=おさむの仕事関係の描写が増えるとなると、その方がファンとしても見ていて楽しいですわ。残り3話しかないのがとても勿体無いと思うけど・・・。


(06.06.11)


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