ブルドクター
episode6 「復讐! 誘拐犯の標的は解剖医」

2011.8.10 22:00〜22:54


  • [事件前夜]

    夜。大達家。
    学会のため、海外出張の準備をしている高広。高広はそういう活動もするインテリ系の外科医なのね。
    康介が珠実のところにやってきて、死んで欲しくないので仕事を辞めてほしいと訴える。先日の隔離事件がトラウマになっているらしい。



    某所。
    インターネットで、珠実のことを調べている男の姿。



    とあるBAR。
    一人、お酒を飲んでいる知佳。隣に名倉が座る。(デートシーンは毎週入るんだ(笑))

      知佳 「ねぇ?」
      名倉 「えっ?」
      知佳 「私、刑事向いてると思う?」
      名倉 「・・・」
      知佳 「どう思う?」
      名倉 「それって、僕になんて言って欲しくて聞いてるの?」
      知佳 「えっ。別に言って欲しいことがあるわけじゃ・・・」
      名倉 「そうかなぁ」
      知佳 「本当、そんなんじゃないから」
      名倉 「だったら、僕から言うことは何も無いよ。刑事に向いてるかど
          うかなんて、僕には分からないわけだし」
      知佳 「・・・」

    (先週の愛の告白以降、少しは距離が縮まってるのかと思ったら、相変わらずな関係なのね)



  • [犯人の影]

    翌朝。上都大学・通用口。
    珠実がいつものように自転車で大学に出勤してくる。その様子を影で見ている男の姿。



    構内に入り、珠実は突然、その男に階段から突き飛ばされる。そこにちょうど知佳が通りかかり、珠実が上から落ちてくる格好に。珠実は単に学生がぶつかっただけだと思っている。



    法医学教室。
    珠実はそのまま知佳を捕まえて、法医学教室の休憩室につれてくる。
    (いやいや、知佳さん、あなたは何かここに仕事で来たんじゃないのかい?コーヒー入れて飲んでる場合じゃないし。)

    珠実は、康介に仕事を辞めて欲しいといわれたことを相談し、逆に知佳は自分がこの仕事が向いているかを相談。まぁ、珠実にはあっさり「向いてないんじゃない?」と言われるわけですが。
    珠実は知佳に、書道教室のときに康介に、何か言って欲しいと無理矢理頼む。



    夜。大達家。
    康介は、父が出張で一週間不在の状況で、珠実にまたいつ病院に閉じ込められるか・・・と、不安を打ち明ける。

    (とはいえ、これが結局、回収されずに終わっちゃうのよね、今回。だったら無理に持ち出さなくても、もっと他のことを描くことに時間を使えばいいのに…)



  • [脅迫]

    翌朝。上都大学・法医学教室。
    珠実に1通の封筒が届く。宛名が書かれていないその封筒は、脅迫状だった。

        あなたは、自分が犯した
        罪の重さをわかっていますか?

        あなたのせいで、僕たちが
        どれほど苦しんだのかわかっていますか?

        きちんと思い知らせてあげますから。


    とはいえ、こういう脅迫文を見ても、意に介さない珠実。

      珠実 「ふっ」
      名倉 「どうかしました?」

    隣で雑誌を見ていた名倉に、珠実はその脅迫状を手渡す。

      名倉 「ご遺族からのクレームみたいですね」
      美亜 「クレーム?」

    (って、何でまたここに美亜がおんねん!そんなに法医学教室に入りびたりの役にしたかったのなら、法医学教室の用務員さん役とかにしておけばよかったのに。)

      名倉 「ああ。法医学者へのクレームは大抵、死体検案書の内容に不満
          がある場合がほとんどなんだ」
      美亜 「よくあることなんですか?」
      名倉 「あるといえばあるけど、こういった脅迫めいたものは見たこと
          が無いな」
      美亜 「脅迫?」

    だけど、珠実は;

      珠実 「ただの嫌がらせ」

    と一蹴。

      名倉 「一応、気をつけた方がいいんじゃないですか?」
      珠実 「ご心配ありがとう」

    と、そっけない態度でここは終了。



    とある公園(?)
    康介が遊んでいるところに、背後から男が近づく。



    上都大学・法医学教室。
    珠実のところに、「男」から電話がかかってくる。(本人直通の電話番号が、部外者にこうも簡単に分かるのねwww)
    男は、手紙を出したものだと名乗る。そして;

      男  「僕の父は自殺なんかじゃない。殺されたんです」

    男は珠実が過去に解剖をした遺体の息子で、康介を預かったと珠実に告げ、警察には知らせるなと。



    珠実は病院を飛び出し、男の指示に従い、指定された「下川ビル」の屋上へと向かう。だが、そこには康介の姿は見つからない。(今の時代、そんなに簡単に部外者が屋上に出れなくなってると思うんだけどね。いつも思うドラマの疑問)

    そこで、珠実の携帯に再び電話がかかってくる。
    男は、そのビルがどういう場所か分かるかと聞いてくるが、珠実は心当たりが無い。


    次に、男の指示で、珠実は近くの商店街に向かい、近所の幼稚園の向かいにある工場まで誘導されたが、そこで指示は終わった。



    夜。上都大学・法医学教室。
    日が暮れて、珠実は大学に戻ってきた。自分のパソコンを起動し、過去に担当した解剖記録を調べ始める。(他の病院でやってた電子データを、こんなに簡単に持ち出せるというのも、今の時代、どーよ?っていうけどね)



  • [シチュエーション説明]

    上都大学・法医学教室。
    そのまま夜が明けた。
    夜通しで当時の記録を調べている珠実は、「柳田機器製作所社長 柳田俊夫 51歳」を解剖した事例に行き当たる。その男性は、珠実が誘導された下川ビル屋上で、背面から転落死したのだった。

    珠実は、出勤してきた女性(用務員さん?)に急用が出来たので休むといって、法医学教室を出ていった。(先週からいるけど、突然現れたこの女性、一体、誰? 教授に脅迫メールを出してる主だったりして(汗))



    上都大学・法医学教室。
    朝、全員が出勤してきたところで;

      武田 「みなさん、ちょっとよろしいですか?今日は大達先生がお休み
          だそうです」
      八代 「あれ、さっき会いましたよ」
      女性 「急用が出来たとしかお聞きしませんでした」
      藤村 「大達先生の解剖、どうするんですか?」
      成海 「交通課の解剖だったら、明日に回さない方がいいと思いますよ」
      名倉 「武田教授、僕は会議が入ってるんで、解剖お願いできますか?」
      武田 「はい、もちろんです」

    だが、横に居た美亜は、先日の一件が気になっていた。(←また今日もいるのかよ!!)



    町工場。
    珠実は、その工場の社長に話を聞く。



    上都大学・法医学教室・教授室。
    着替えをして、珠実が行う予定だった解剖に向かおうとする武田。が、部屋を出るところで先日の失敗を思い出し、手の振えを予防しようと、引き出しからアルコールを取り出す。
    だが、そこに、タイミング良くなのか悪くなのかやってきちゃった名倉先生。

      名倉 「失礼します。教授・・・」
      武田 「!!!」

    名倉は静かに部屋のドアを閉め;

      名倉 「お酒ですよね?」
      武田 「・・・」
      名倉 「どういうことですか?」
      武田 「すいません」
      名倉 「・・・。会議は欠席して、僕が解剖をやります」
      武田 「すいません」

    名倉は教授室を出て行った。

      武田 「・・・」

    (ええ!それだけなのぉ〜。それ以上聞かない名倉先生も名倉先生だけど、すいませんとしか言わない教授。もう少しやり取りがあっても良かったような。何か勿体無い)



    解剖室。
    名倉の手により解剖が始まる。

      名倉 「じゃぁ、始めようか?」

    (おお、実際に解剖シーンがあるとは思っていなかったから、ビックリだよぉ〜。別にストーリー上、必要というシーンでもないわけだし。え、これって、名倉先生の解剖シーンが見たいと思っていた吾郎ファンへのサービスですか?名倉先生、素敵ぃ〜)

      名倉 「胸腹部、切開します」



    夜。書道教室。
    知佳は瑞江の書道教室にやってきたが、康介の姿は無かった。



    同じ日の夜。大達家。
    珠実一人の家。男から携帯に電話が入る。
    男は、当時の死体検案書を書き直して、父親を殺した今の工場の社長を逮捕するよう要求する。(うーん、だけど、頭大丈夫か?と思う要求を珠実にするよなぁ、この男。そうしないとドラマにならないんだろうけど、おかげで今までで一番、緊張感の無い回だったかも)

    男は、毎年行っていた花火大会に行く約束をしていた日に死ぬはずが無い、自殺するのに後ろ向きに飛び降りるわけがないと主張するだけして、電話を切った。
    康介のことを心配する珠実。



    そこに知佳が、書道教室を休んだ康介を訪ねてやってくる。珠実は知佳に、康介が誘拐されたことを話す。

      知佳 「すぐに話して欲しかったです、私には・・・」

    珠実は珠実に全てを話す。
    当時の死体検案書についても、当時の警察が、現場の状況から判断して自殺の可能性が高いと言われて、そのまま自殺だという死体検案書を書いたのだと言う。当時の珠実は、そういう解剖医だった。

      大達 「アメリカに行く前の私は、たくさん疑問を持ちながらも現場に
          足を運んで、納得するまで死因を究明するようなことをしてい
          なかった」

    (別に犯人の肩を持つような台詞を珠実に言わせることないのになぁ。結局は犯人の逆恨みなんだし)

      知佳 「すぐに捜査に当たります」
      珠実 「私も行く!」
      知佳 「(珠実を制止して)警察に任せて下さい・・・」
      珠実 「釜津田!・・・お願い」
      知佳 「はい」

    (ああ、ここの2人のやり取りに限っては、いいシーンだと思うんですよ。なのに、なのにだよ、結局、珠実は知佳を裏切っちゃうんだよね。)



  • [翌日、いきなり解決]

    翌日。
    街中で神岡と捜査を続ける知佳。誘拐犯である柳田晃彦はレンタカーを借りて、移動していた。妹も行方がわからなくなっているので、康介と3人で行動していると思われる。知佳は3人の捜査を神岡に任せ、当時の事件を洗い直し始めた。
    (このドラマはこういう捜査は非常にさくさくと進みます(笑))



    上都大学・法医学教室。
    名倉が出勤してくると、教授室で珠実は武田と2人で話をしているのが見える。そして、教授室から武田が出てきて;

      武田 「みなさん、ちょっとよろしいですか?」
      珠実 「いつまでになるか分かりませんが、しばらく解剖に入れません。
          ご迷惑おかけします」
      名倉 「どういうことですか?」
      武田 「名倉先生、解剖のローテーションの組み直し、よろしくお願い
          します」

    (えっと、武田先生、それじゃぁ、納得せんよ、普通。それに、これじゃぁ、解剖の仕事しかやってないみたいなんだよねぇ。いくら夏休みだからと言っても、他にも仕事は無いのかい?)

    と、ここで名倉先生;

      名倉 「僕には、大達先生ばかりが優遇されているように思いますが」

    この主張は非常に正しいと思う。

      武田 「名倉先生、それは誤解です。今回のことは、それなりの理由が
          あってのことです」

    (今まではそれなりの理由が無かった、と認めましたよね、武田教授?)

      名倉 「理由?どんな?」

    (詰め寄る名倉先生が素敵じゃ!!)

      珠実 「・・・。分かりました。ここにも警察が入ることですし」

    (おいおい、警察が入るのに、教授も珠実も、隠したままでいくつもりやったんか?もう、滅茶苦茶すぎるよ…)

      珠実 「みなさんにはお話します」
      八代 「警察!?」

    その頃、白衣を着た警察関係者が、エレベータで機材を運んでいた。そのまま荒々しく、法医学教室に乗り込んでくる。(うわっ、何だかな、なシーンなのに、誰も文句を言わないところが大人なんだろうか?名倉先生だけが子供なわけじゃないと思うが)


    横の検査室(?)に追いやられた一同は、そこで珠実から息子が誘拐されたという事情を聞かされる。

      美亜 「そんな、どうして医者が恨まれなきゃいけないんですか?医者
          の解剖と警察の捜査で、自殺ってことになったわけですよね?」

    (極秘な発表っぽくしておきながら、このシーンにまたもや美亜が居るし、いい加減、勘弁だわ)

      名倉 「死体検案書には、医者のサインしかしないからね」
      美亜 「そんなのおかしいじゃないですか!」
      武田 「美亜・・・。こういうわけですので、皆さん、ご理解よろしく
          お願いします」
      名倉 「・・・」

    そこに珠実の携帯に犯人から電話がかかってきた。警察が逆探知を行っている。犯人は、死体検案書を書き直したかと要求が。逆探知は失敗した。



    町工場。
    その頃、知佳は町工場にやってきていた。社長に話を聞くが、当時、工場は借金まみれであり、そんな工場を自分のものにしても、メリットは無いと主張する。



    武蔵野警察署。
    知佳は上司に、町工場に捜査に行っていたと告げる。

      知佳 「自殺だとしても、犯人が納得していない以上、新たな材料を集
          めたいんです」

    知佳は、当時の捜査資料を川浜警察署から取り寄せ、更に調べ続けた。



    上都大学・法医学教室。
    電話を待ち続ける珠実。(珠実も警察の関係者も、どこか別室の会議室とか、そういうところで待機すべきだと思うのは私だけですか?)

    焦る珠実は、まだ康介が見つからないのかと知佳にも八つ当たりをし始めるが、知佳は冷静に;

      知佳 「こんなときに取り乱さない母親なんていないんですから。康介
          君は必ず無事に救出します」

    と、珠実を宥める。その様子を静かに名倉先生も見てるんだよね。(これは恋人目線だと思いたいのだけど、どうなんだろう?)

    で、他の法医学教室の面々といえば、当時の資料を一斉に各々のパソコンで見始めました。(あ、美亜もねw)



    町工場。
    再び社長に面会する知佳。 知佳は、借金まみれだった工場は、亡くなった社長の保険金でつぶれずに済んだという事実を、今の社長につきつける。

      知佳 「自殺でも他殺でも、保険金は入った」

    前の社長を殺したのではと疑われた今の社長は、前野社長が息子に宛てた手紙を、工場を手に入れるために隠し続けたことを白状する。その手紙には、息子に工場を継いで欲しいという内容が書いてあった。
    知佳はその手紙を社長から入手する。

    (このシーン、突っ込みどころ満載じゃないんだろうか?ろくに捜査もせずに「自殺でも他殺でも、保険金は入った」なんて言っちゃう知佳はどうかと思うし、一方でこの社長も、実際に保険金せしめて会社乗っ取っておいて、そこは罪にも問われないのかとか、何だかな、のシーン。知佳、刑事に向いてないと思うよw)



    上都大学・法医学教室。
    名倉先生はデスクでマイペースで論文でも書いてるのかしらん?

      『司法解剖における最前線の技術投入の利点と問題点』

    なんていう表題の論文をパソコンで作成中です。(最前線の技術投入って、AIかな?(←バチスタやん!)。何か格好いいぞ!)


    目の前では相変わらず警察関係者が集まっていて、非常に騒々しい雰囲気。一方で、法医学教室の面々は、まぁ、個別に好き勝手やってるしで、美亜,藤村,松岡の3人は、当時の現場へと飛び出していっちゃいました。(いや、美亜は勝手にどこにでも行ってくれたらいいんだけど…)

      名倉 「・・・」
      成海 「あいつら、ブルドーザー化してきましたね」
      八代 「いいんだか、悪いんだか」
      名倉 「・・・」

    (名倉先生、この様子を見て何か思うところはあるんだろうか?意味深な表情にまた惚れ惚れではあるんだが(汗))



    瑞江の家。
    瑞江の家にやってきていた珠実。(警察の警護もつけずに、自由に動けるのね)
    珠実は自分の仕事のせいで康介が誘拐されたのだと思い悩む。

      瑞江 「遺族にとって遺族の死に納得がいかないのはそれだけ辛いこと
          なのよ」
      珠実 「どうしてそんなこと言うの!母さんは犯人を庇うの?」
      瑞江 「そんなんじゃないわよ。私たちだって、お父さんの死因を病死
          だって説明されて。でも、今となっては医療ミスだったんじゃ
          ないかって思うわけじゃない?ただの誘拐犯じゃなくて、死因
          に納得できない、私たちと同じ気持ちを持ってる人なんじゃな
          いか、って」
      珠実 「・・・」



    車を停めて休憩中の犯人たち。
    その妹は康介に珠実が、誤って死体検案書を作成したのだと話す。



    夕方。瑞江の家。
    知佳がやってきて、珠実に、亡くなった柳田が息子に残した手紙を見せる。この手紙で、自殺だと判断はできるが;

      珠実 「でも、問題はご遺族が自殺だと納得してくれるかどうか…」

    珠実は、誘拐犯のことを「ご遺族」という言葉を使って表現した。

    知佳は、康介の行方を捜すために、瑞江の家を出て行った。一方、珠実は当時の現場に向かう。



    下川ビル屋上。
    珠実が現場にやってくると、法医学教室の面々がそこで調査をしていた。
    珠実は、一人、柳田が飛び降りたところに立ってみる。その場で後ろ向きになってみると・・・

    珠実は、あることを思いつき、ビルの管理人室に向かい、管理人に話を聞いた。



    上都大学・法医学教室。
    名倉が法医学教室に戻ってくると、成海や八代までもがなにやら電話をしているフリをして、事件の話をしている有様。
    もう、全員が全員、職務放棄ってどーよ?そりゃぁ、そんな状態を放置している武田教授を見る名倉先生の目も冷ややかになるってもんです。



    夕方6時。下川ビル屋上。
    ビルの屋上で一人待つ珠実は、犯人からの電話に、夜8時に下川ビル屋上に来るように告げる。



    上都大学・法医学教室。
    珠実の携帯電話を傍受している警察の関係者たち。珠実は、傍受のためのツールを外しているようで、何を話しているのかが分からない。



    珠実の携帯電話が傍受できないという連絡が知佳のところに入る。知佳は、思い当たる節があるのか、神岡を置いて車を発進させた。



    夜。下川ビル屋上。
    犯人たちが康介を連れてやってくる。珠実は、柳田が残した手紙を見せる。工場の借金を返済するために自殺するという内容のことが書かれてあり、そして、柳田は、ビルの屋上の柵を越え、花火が見える方向に体を向け、つまり後ろ向きのまま屋上から飛び降りたのだと説明する。父親が約束していた花火大会を見ていたことを知り、犯人たちは父親が自殺したことを受け入れ、康介を解放した。

    そこに知佳も駆けつけていたが、陰で彼らの会話を聞くだけで、康介が開放されたという連絡だけを入れて、静かに立ち去った。

    珠実は康介を抱きしめ、2人は警察に向かった。



    大達家。
    瑞江の元に康介が無事だという連絡が入る。同時に、高広も帰国していた。



    上都大学・法医学教室。
    康介が解放されたという連絡が入り、法医学教室に陣取っていた警察関係者も撤収。 美亜たちも帰っていった。

    名倉は、帰宅しようとしていた武田教授の教授室に入り;

      名倉 「教授、この前のお酒の件なんですが・・・」

    名倉がそう言っただけで、武田の手が震えだす。

      名倉 「誰にも話すつもりはありません。ただひとつ、教授にご相談が
          あるのですが・・・」

    (名倉先生、怪しさ満点です!)



    夜。上都大学。構内。
    警察関係者が撤収しているところに、職場にやってきた珠実。(えっと、康介は放置ですか?)

    珠実は知佳を見つけ;

      珠実 「誘拐は無かった」

    と告げる。

      知佳 「犯人じゃなくて、ご遺族だから?分かってました、大達先生が
          犯人を罪に問わないということは」

    (大達先生は問わなくても、日本の法律は問うんだよ!)

      珠実 「じゃぁ、そういうことでよろしく」
      知佳 「大達先生、申し訳ありませんでした。今回のことは、3年前、
          ご遺族が納得できる捜査説明を警察ができなかったことで引き
          起こされたことです。2度とこういうことがないよう捜査して
          いきたいと思います。死体検案書というものは、法医学者がし
          っかりと解剖し、警察がしっかり捜査した上で、法医学者に書
          いて頂くものですから」
      珠実 「遅い。そんなことは、ずっと前から言ってる」
      知佳 「そういわれると思いました」
      珠実 「釜津田、向いてるんじゃない?刑事のお仕事」

    (ちゃんちゃん)





  • 感想

    名倉先生、格好いい!!!!

    今回、それ以上の感想もそれ以下の感想も無いような…。
    このドラマの傾向からいって、もはやサスペンス性は無いと思って見ているので(笑)、今回の結末に違和感はないのですけど、それまでの話の展開が相変わらず不自然すぎるので萎えますね。

    名倉先生が格好いいので、許しますけど。うん、許せちゃうぐらいの格好よさ!(*^^*)
    サービスショットも満載で、見終わった後の満足度は、かなり高かったりします。こんなに甘くていいのかと思いますが…(汗)

    ドラマの展開としては、名倉先生が何やら裏で動き始めました。武田教授を脅迫?しているかのようなシーンが最後にありましたけど、まぁ、これは、ただのミスリードのような気がしてるんですけどね。このドラマはそれほど複雑な話を扱うようなドラマでもないですし、そうなると武田教授が恐れてるメールの主の話だけで手一杯だと思うので。



    (11.08.14)


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