ブルドクター  episode5 「致死率30%!解剖室緊急閉鎖」

2011.8.3 22:00〜22:54


  • [前夜]

    休日。

    日中の大達家。珠実はパソコンでなにやら作業中。

       「現在、ボルジア地方で流行している新型感染症コルベナウィルスの
        感染が拡大している模様です」

    冒頭、そんな報道がテレビでされているのをテレビで観ている珠実。その一緒に康介から、夏休みの自由研究を一緒に考えて欲しいといわれ、今やってる作業が終わったらと約束。


    夕暮れ時の船上デート♪
    船のデッキで食事を楽しむ知佳と名倉。

      知佳 「夏休み、いつ取るの?」
      名倉 「まだ決めてないよ」
      知佳 「どっか行くの?。私もまだ夏休みのこと、何にも決めてないん
          ですけど」
      名倉 「どこでもいいんだけどね、一人でのんびりできれば」
      知佳 「・・・そっか

    と、相変わらずな名倉。
    (やっぱり今回も、知佳が名倉のどこが好きなのかがよくわかりません。一方で、冷たく接しながらも、こうして頻繁にデートはしてるから、名倉も不思議なキャラなんですけどね。)

    そこに知佳の携帯に課長の和泉から電話が。課長の同僚と食事に行く約束で、明日、イタリアンの店を予約したとの連絡が入る。

      知佳 「明日、課長の同期とご飯食べなくちゃいけなくて」
      名倉 「ふーん」
      知佳 「何かね、私とその人のこと、課長がくっつけようとしてるみた
          いで・・・」

    これに対して、名倉がどう言うかなのだけど、そこは上手く;

      乗務員「失礼します。どなたかお客様の中にお医者様はいらっしゃいま
          せんか?」

    と、邪魔が入り話しはここまで。

      乗務員「気分の悪くなられたお客様がいらっしゃいます。お医者様はい
          らっしゃいませんか?」
      名倉 「・・・」

    名倉はあくまでも涼しげにワインを飲んでます。

      知佳 「行かないの?」
      名倉 「ご遺体で無いなら、僕の出番じゃないよ」
      知佳 「でも、医者は医者だし、大達先生なら・・・」

    ちょうど他に医者だと名乗る男性が現れ、船員はその男性と移動していったわけだが;

      知佳 「よかった・・・」
      名倉 「大達先生なら?」

    細かい部分が気になる名倉先生です。

      知佳 「・・・・そうだよね、大達先生、元々救命救急にいたんだから、
          こういう場合、名乗り出て当然だよね。本当、ごめん」
      名倉 「僕は法医学一筋、今まで生きてきた人間にメスを入れたことも
          無いし、命を救ったことも無い」
      知佳 「・・・ごめんごめん」

    (これだけ珠実を意識するっていうのも、何かのコンプレックスなのかな?)



    夜。飲食店。
    その頃、法医学教室の3名(成海,八代,藤村)は、とある店で病院のナースたちと合コン中。だけど;

      女性B「騙したのね!名倉先生が来るっていうから来たのにぃ」
      成海 「そんなに怒らなくったって・・・」
      八代 「だから、ほら、若くてイケメンの藤村君です!」
      成海 「よっ」
      女性B「名倉先生の寡黙なあの雰囲気がたまんないんじゃない、ねぇ?」



    微妙な空気のまま合コンは終了したようで、イマイチ盛り上がらずに合コンは終了。男3人の帰り道、路上で倒れている男性を発見する。その男性は既に死亡していた。



    同じく夜。クルージング下船場。
    知佳と名倉、船から降りてきたようですが、知佳が携帯電話で話をしている;

      知佳 『はい、すぐに向かいます』

    知佳は名倉に;

      知佳 「変死体が上がったって」

    と、説明するんだけど;

      名倉 「そう、じゃぁ、また。こういうとき、一緒に行くんだろうけど
          さ、大達先生なら」
      知佳 「まだ怒ってんの、さっきのこと?」
      名倉 「じゃぁ」

    と、名倉先生は淡白に帰っちゃいました。



    同じく夜。大達家。
    珠実がやっていた作業が終わり、康介の自由研究を一緒に考えようとしたときに、携帯に電話が入る。電話は合コン帰りの男3人からだった。



    現場。
    変死体が見つかった現場に到着した知佳だが、既に珠実が白衣を来て到着しており、死体を調べていた。
    (珠実、自宅からやってきたのに、白衣姿って。それにしても、こうも何でもかんでも現場に出てこられると、ただのマニアとしか言いようが…)



  • [一日目]

    翌朝。大達家。
    珠実はラジオ体操のために、康介を起こしに部屋にやってくるが、康介は昨晩、珠実が約束を放り出して出かけたことを怒っていた。



    珠実の家の近くの公園。
    ラジオ体操の役員をやっている珠実は、子供たちの世話をしている。同じく、世話をしている母親たちは、最近報道されているコルベナウィルスの話をしている。



    大達家。
    珠実が帰宅して、朝食の時間になっても、康介は珠実が自分のことはどうでもいいと思っていると、機嫌が直らない。



    上都大学法医学教室。
    それぞれが出勤したばかりぐらいの時間帯ではあるが、出勤して早々、昨晩の遺体が、朝イチで回ってくるという珠実。

      珠実 「夕べのご遺体が朝イチで搬送されます」
      名倉 「夕べのご遺体?」
      成海 「合コンの後に、変死体に遭遇しましたよ」
      名倉 「先生、今日は既に僕の解剖が1件、入ってます」
      珠実 「大丈夫、私の方はいつもより早めに解剖を始めるよう、警察に
          手配済みだから」

    だけど、藤村も松岡も予定が入っており、助手をやってくれる人物が見当たらない。

      珠実 「じゃぁ・・・」
      名倉 「・・・。僕が先生の助手を?」
      武田 「私・・・手が空いてるので・・・」
      名倉 「・・・・。わかりました、よろしくお願いいたします」

    黙って法医学教室を出て、無言でちょっとイラっ、としている名倉先生(笑)。(本当にイラッとした表情に笑っちまったよ。)



    解剖室。
    知佳,神岡他、検視官(?)、珠実、名倉、成海、八代…が集まり、解剖が始まる。(連ドラ始まって初めての名倉先生の解剖衣姿だわぁ〜♪)
    死因は大動脈乖離だが、死因とは別に気管支炎と肺炎の疑いもあった。

    そこに神岡に電話が入る。

      神岡 「亡くなる前の足取りが分かりました。ボルジア地方に滞在して
          いたそうです」

    全員の表情が変わる。遺体の男性は、コルベナウィルスが流行っていた地域に滞在しており、しかも、肺炎を起こしているとなると、症状から、感染の疑いが出てくる。

      知佳 「ご遺体にも感染している可能性があるってことですか?」
      珠実 「可能性としてあるわね」

    解剖で気管も肺も開けてしまっており、解剖室に居た全員が感染の可能性は否定できない。 全員、そこにとどまり、武田教授に連絡を取り、保健所の判断を待つことになる。


    解剖は即座に中止となり、全員で消毒作業を行っている。全員、冷静を装いつつ、神岡だけは心配で堪らない。

      神岡 「もしですけど、ご遺体がコルベナに感染していた場合、我々に
          感染する確率は可能性はどれぐらいなんですか?」
      名倉 「分かりません」

    (名倉先生、そっけないし(笑))


    武田を経由して保健所からの指示が入り、遺体を調べ、感染していないことが確認されるまでは、外には出ないよう、指示が出る。


    ウィルスに対する防護服を着た作業員が、隔離の準備を進める。解剖室の中に入ってきて、必要なものを搬出していく。武田もその防護服を着て、珠実たちに直接指示を出してます;

      武田 「ご遺体の感染の有無が分かるまで心配ですが」
      名倉 「この後、僕がやる予定だった解剖は、キャンセルの連絡を入れ
          た方がいいですか?」
      武田 「いや、私がやります。病理学の解剖室を借りられることになっ
          たので」
      名倉 「お願いします」



    法医学教室。
    法医学教室では、残された面子で病室が隔離された話をしている。

    一方、教授室では武田が、知人の医師たちに電話をし、コルベナの情報を集めていた。武田が名倉が行う予定だった解剖のため、部屋を出ようとしたときに、電話が入る。それは、「私の忠告を無視ですか?」とメールを送ってきていた主だった。

      武田 『もちろんです、メールなら受け取っています。無私だなんて、
          そんなつもりは全くございません。申し訳ございません、今、
          ちょっと立て込んでおりまして、失礼します』

    その電話を切ったものの、武田の手が震えだす。
    (仮にも教授である武田がこれだけ敬語を使うってことは、かなりの大物、ってことなんだな。名倉先生が何か絡んでるという可能性も考えてはいたのだけど、今回ので完全に消えた感じです。いや、今後、絡んでくるのかもしれませんけど)



    病理解剖室。
    武田の手により、解剖が始まる。肝臓の状態から、肝炎が疑われる遺体だった。



    法医学教室の解剖室。
    知佳が課長の和泉に、解剖室から動けなくなったと報告を入れる。したがってイタリアンの店もキャンセルに。

      知佳 「他に心配すること無いんですか?!」
      和泉 「お前のことだ、ウィルスの方が逃げると思うけども」



    病理解剖室。
    武田の手による解剖が終わり、縫合の段階まできたが、そこで針を持った武田の手が震えだし、助手をしていた藤村の手に、針を突き刺してしまう。肝炎の疑いがある遺体だったため、その場合、藤村にも感染が懸念される。その場に居た美亜は、武田の手の震えが止まらないのを目の当たりにして不安を覚える。
    (というか、何でまた、一般学生の中で美亜だけが、この場にいるのだよ?)


    法医学教室。
    感染症内科から戻ってきた藤村に謝罪する武田。すぐには結果が出ないため、藤村は心配でたまらない。そうして、美亜は、父の心配をする。



    夜。解剖室。
    珠実は、自宅に居る夫・高広に電話をする。康介には心配をかけないため、まだ本当のことを話してないという。だが、康介は、自由研究の約束を果たしてくれないと言って怒る。


    一方、解剖室では隔離された面子にそれぞれ毛布が配られ、就寝の準備に。名倉だけがその場に居ないのだけど;

      成海 「大達先生と釜津田さん、こちらの部屋を使って下さい。これ、
          ソファー、ね。僕ら、廊下で寝ますから」
      珠実 「私、廊下でいいから、名倉先生にここ使ってもらって」
      知佳 「ちょっと・・・」
      珠実 「そういう意味じゃなくて」
      成海 「そういう意味?」
      知佳 「何でもないです」
      珠実 「名倉先生が廊下で寝ると思う?」
      名倉 「僕はここでも廊下でも眠りませんよ」

    と、濡れた頭をバスタオルで拭きながら登場。

      名倉 「一人で眠りたいんで。シャワー、お先に使わせて頂きました」

    (って、何て吾郎君向きの設定ぃ〜!!!これこそ、ドラマの展開とは100%関係の無い部分ではありますが、ありがとう、NTV!(笑))

    まぁ、だけど、名倉先生は自分の分の毛布を持って、さっさと部屋を出て行ったのでした。

      成海 「水も滴るいい男。もうちょっとちゃんと拭いてよ」


    名倉は真っ暗な検査室で一人・・・。
    (これ、何か意味深な表情してるんだよねぇ、名倉先生。結局、あんまり意味は無くて、ただのファンサービスショットなんだろうが。)



    犬猿の仲ながら一緒に眠っている珠実と知佳。珠実のところに、高広からメールが入り、それを羨ましく思う知佳。知佳は、珠実に思わず名倉との関係を話し始める;

      知佳 「結婚する理由が見つからないって言うんですよ。誰かと暮らす
          と、自分の時間を犠牲にしないといけないから、って言って。
          どういうことなんですかね?」
      珠実 「結婚するってことは、その人の人生を背負うってことだから、
          それが嫌なんじゃない?」
      知佳 「私の人生を背負いたくないってことですか?」
      珠実 「釜津田に限らず、誰の人生も背負いたくないってことなんじゃ
          ない?」
      知佳 「・・・」
      珠実 「間違ってないか、名倉先生に聞いてこようか?」
      知佳 「やめて、やめてください!!」
      珠実 「いいじゃない」
      知佳 「余計こじれたらどうするんです?」
      珠実 「やっぱりこじれたんだ」
      知佳 「大達先生のせいですからね!」

    (「誰の人生も背負いたくない」その辺が鍵なのかなぁ。今後の展開の伏線になってるのか、それともそういう設定だけで終わってしまうのか。一応、その辺がしっかり描かれることを期待はしてるのよ。)



  • [二日目]

    翌日。解剖室。
    防護服を着た武田からコルベナウィルスに関する資料が渡される。ウィルスに感染すると、気管支の炎症,微熱,呼吸困難といった初期症状が表れると記載されている。
    および、感染症内科の医師から渡されたワクチンを渡す武田。ワクチンといっても、あくまでも、「効果があると言われる」というレベルのものであるが。珠実と名倉の手で、全員にワクチンの注射が行われた。



    法医学教室。
    藤村の悩み相談に乗る松岡。
    もし自分が感染していなかったら、お願いを聞いて欲しいと。
    (って、この下り、いるかぁ〜?(謎)。だったら、珠実たちが隔離されて、それの埋め合わせに奔走していたり、コルベナウィルスについての情報を集めたりと、もう少し全員が必死になってるような状態を描いて欲しかったよ…)



    解剖室。
    康介に電話を入れる珠実。母親が電話に出るが、康介はやはりラジオ体操にも行かず、怒っている様子。

    そこに、名倉がやってきて;

      名倉 「大達先生、ちょっといいですか?」
      珠実 「はい」

    名倉が珠実を知佳のところに連れてくる。どうやら知佳の様子が少しおかしい。

      知佳 「何か呼吸が・・・」

    体に熱りもあり、先ほど渡された資料に書かれたコルベナの初期症状と似ていた。全員が集まり、緊張が走る。

      神岡 「大達先生!あんたのせいだ!解剖の時間を早めたりしなければ
          解剖する前に感染の疑惑がわかってこんなことにならなかった
          じゃないですか!」

    といって、外に出ようと暴れだす。全員が(正しくは知佳と名倉以外なんだけど)、神岡を止めようとするが、そこで珠実が右手の親指を挫傷する。



    珠実は釜津田に感染の可能性があると武田に報告する。



    珠実が戻ってくると、知佳の傍には名倉だけがいる。

      名倉 「熱は無いようだね。お水持ってきますんで、よろしくお願いし
          ます」
      珠実 「はい。血圧、計るね」

    そうして腕をまくると、腕には赤い発疹が…

      知佳 「何これ?赤い発疹ですよね。コルベナの症状に、赤い発疹って
          ありましたよね?」
      珠実 「大丈夫」
      知佳 「致死率30%って・・・」
      珠実 「釜津田は大丈夫」

    知佳は錯乱状態になり、自分の捜査が悪かったせいだと涙混じりに話しだす。そこに名倉が戻ってきて;

      名倉 「どうしました?」
      珠実 「・・・」
      名倉 「知佳」
      知佳 「何か、声が…あ…」
      珠実 「喉頭が腫れて、気道が閉塞しそうになってる。呼吸ができなく
          なるかもしれません」
      名倉 「!!」

    珠実は処置を行うための道具を取るために立ち上がる。知佳は名倉の姿を見て、涙ながらに訴え始めた。

      知佳 「名倉先生が好き!」
      名倉 「・・・」

    珠実は、そのまま道具を取りに部屋を出て行く。

      知佳 「名倉先生が、私のこと、思ってるか分からないけど・・・私は
          名倉先生が好き・・・。先生の部屋に泊まったとき、先生が、
          目を覚ますまでに帰らなきゃいけなくても、それでも・・・・
          先生のことが好き・・・好きだから・・・・・・・・・・・・」

    知佳は呼吸ができなくなる。

      名倉 「知佳!」
      知佳 「あ・・・」
      名倉 「知佳!」
      珠実 「釜津田!」

    騒ぎに全員やってくる。珠実の指示で、床に毛布を敷いて、知佳を寝かせる。

      珠実 「早く!急いでください!」

    珠実は持ってきた道具を名倉に差し出す。(道具の名前、何て言うのか分からないですけど、大きな注射針みたいな。)

      珠実 「これで、気道を確保します。名倉先生、お願いします」
      名倉 「・・・。僕には経験が無い」
      珠実 「私の手じゃ無理!」

    珠実は先ほど負傷した手を見せながら、名倉に告げる。

      名倉 「リスクは?」
      珠実 「あります。でも、何もしなければ釜津田は死ぬ」
      名倉 「・・・」
      珠実 「早く!」

    それまで、もがいていた知佳の動きが止まる。

      珠実 「この状態ではもう、1分しかもちません。早く!」
      名倉 「・・・。サポートお願いします」
      珠実 「分かりました。軟骨がある、頸部の正常部に刺す」

    名倉はゴム手袋をはめ、珠実から処置具(←名前不明)を受け取り、知佳の喉に針を刺した。

      成海 「もう、大丈夫ですか?」
      珠実 「もって30分」

    珠実は、酸素ボンベなど、更に処置具を手配した。



    神岡は課長の和泉に連絡を入れる。

      和泉 『何か変化があったらすぐに知らせろ』
      神岡 「私も感染しているかも」
      和泉 『ばかやろう!お前らが死ぬわけが無いだろう』

    (って、課長、急にいい人に。)

    そんな神岡の横で、成海が母親に電話をしていた。あくまでも母親を心配させないように、平静を装っていたが、そのままトイレに入り、遺書を書きはじめた。



    喉下に簡易な呼吸器が繋がれた知佳に寄り添い続ける名倉。知佳はそのまま眠り続けてる。

      名倉 「僕も好きだよ」

    (うわぁ〜、名倉先生、とうとう言っちゃったよぉ〜。今回のドラマはこの一言のためにあると言っても過言じゃない!!というか、この認識は多分、間違ってないと思う。名倉先生ってば、ツンデレじゃねーか!(爆))



    その夜、珠実は家に、覚悟をしながら連絡を入れる。
    康介には、本当のことは言わないものの、ずっと康介のことを思い続けてきたことを切々と話す。康介は激しく不安な思いに駆られ、帰宅した父親に、本当のことを話して欲しいと頼む。



    夜。法医学教室、教授室。
    落ち着かない武田は、引き出しのアルコールを出そうとするが、思いとどまる。



  • [三日目]

    解剖室。
    知佳はそのまま眠り続け、名倉先生はずっと不眠でそばについていたのかな?



    朝、珠実の携帯に康介からメールが入る。康介は、この日はラジオ体操に行き、そしてメールの最後には「信じてる」と書かれた書道の作品の写真が届く。



    法医学教室。
    重い空気の中、武田のメールに、武田が担当した遺体の検査結果が届き、ウィルスには感染してないとのことだった。
    同時に、保健所からも連絡が。こちらも、遺体にコルベナは感染していないとのことだった。



    解剖室。
    変死体からはコルベナウィルスが発見されなかったということで、そのまま知佳は、病棟に運ばれた。それに珠実と名倉が同行する。



    それ以外の面子は、自由解散?服ぐらい着ろよと思うが、Tシャツのままで、外に出る。成海は母親の姿を見かけ、手にしていた遺書を、「捨てておいて下さい」と神岡に渡す。



    法医学教室。
    藤村の松岡へのお願い事は、あっさり却下されました。



    病棟。
    専門医による診察が終わった知佳は、ベッドに横になっていた。その医師と、珠実、名倉が知佳の病室に居る。

      医師 「ワクチンにアレルギー反応を起こしたようですね」

    って、そんなオチか、また・・・

      知佳 「そうだったんですか」
      医師 「少しでも処置が遅れていたら、危なかったですよ」

    そう言ってその医師は病室を出て行き、珠実も出て行った。おや、名倉先生と2人きり?

      知佳 「喉の傷、2週間ぐらいで消えるって聞いて、安心した」
      名倉 「・・・。初めて人の命を救ったよ」
      知佳 「嬉しかった・・・」
      名倉 「?」
      知佳 「好きって言ってくれて」
      名倉 「・・・あれは・・・知佳を元気付けるために言っただけだよ」
      知佳 「えっ?」
      名倉 「・・・」

    (え、それは名倉先生、本気で言ったのか冗談で言ったのか、どっちの表情?!(汗))



    法医学教室。武田の教授室。
    珠実は武田に挨拶をして、帰宅した。
    その場に居た美亜は、父親に隠し事はないかと尋ねるが、武田は何も言わなかった。



    大学構内。
    珠実が医学部の建屋から出てくると、康介が珠実を探しにやってきていた。抱き合う2人。 高広と瑞江も合流。久しぶりに家族が揃ったのでした。

    (このドラマはこういうハッピーエンドなホームドラマなんですな)



  • [後日談]

    大学構内。
    退院した知佳は、大学構内で珠実と会う。

      知佳 「まさかワクチンが原因だったなんて」
      珠実 「よかったじゃない」
      知佳 「何もよくないですよ」
      珠実 「少なくともあの瞬間、名倉先生は釜津田の人生を背負ったんだ
          から」
      知佳 「!」
      珠実 「結婚できるかどうかは知らないよ」
      知佳 「えっ?それは私が結婚できないって思ってるってことですか?」
      珠実 「名倉先生と何かあった?」
      知佳 「いいえ、別に」

    (とりあえず、知佳と名倉の関係には、ほんの少しだけ進展があったということで…。何か当初、発表されていた設定とは違う気がするけどね(汗))





  • 感想

    今回は名倉先生に;

         僕も好きだよ

    と言わせるための話です!(爆)

      前の日のクルージングで、名倉の無関心キャラだということをわざわざ描き、
      たまたま名倉が助手をすることになり、
      たまたまウィルス感染したかもしれない遺体が搬入され、
      珠実が手を怪我しちゃうのもたまたまで、
      この期に及んでも、珠実以外は名倉と知佳が付き合っていることに気づかない…

    以上、全てが名倉先生に、「僕も好きだよ」と言わせる為の準備なのです(笑)。

    だからもう、少しぐらい話の展開に矛盾があったり疑問に感じることがあったとしても、ここはあっさりと、「名倉先生、素敵ぃ〜」という感情に転換することが大事であり、実際、本当に名倉先生が素敵なので、その転換はいともあっさりと実現することができます!(断言!)

    名倉先生は、無関心、優柔不断、行動力ゼロの男のようであり、描かれ方に不満は残るのですが、格好いい男は何をやっても許されるのです!(コラ)

    いや、まぁ、吾郎ファンとしてはかなり満足できた第5話でした(笑)。あとは、色んな背景があるであろう、名倉、あと、名倉と知佳の関係とを、もう一回ぐらいしっかり(納得いくように)描いて欲しいかな…。



    (11.08.07)


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