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1ユーミン雪の中時の空間をこえて いったいユーミンは どこへ来たの?  | 
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2バスの中ケイ つぶやく 「あーあ 毎日 こんな バスにのって かえるなんて」 ケイのうしろで 「キャー!!」と叫び声  | 
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3バスの中の女性がさわぐ。「エッチ、ちかん! なにすんのよ」 「えっ」ケイおどろく。 女性がにらんでいる。 「最近の高校生は いやらしいわねぇ」 ケイ あわてて 「ち....ちがうよぉ。 人ちがいだよ」と いいわけするが みんなにジロジロ見られる  | 
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4女性「きゃ~~また さわった」 ケイ「いえっ ぼくは なにも・・・」 『ギョッ みんな ぼくを うたがってる』 キョロキョロするケイ  | 
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5バスの中のみんながジロジロケイ いられなくなって 「ぼくじゃないんだけどな」 逃げるケイ  | 
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6ケイ バスをおりてしまう「なんで ぼく こんなところで おりなきゃ ならないんだ?」 疑問(ぎもん)に思うケイ バス去っていく きのどくなケイ  | 
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7ケイ怒って 「チェッきょうは ついてねーや 2駅も歩かなきゃ ならないなんて おまけに なんだっ この くそったれ雪!」 雪をけるケイ  | 
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8ケイ 「うわ~~くそったれ なんて言ったら 雪が反抗してきた!」 雪が ドドドと なだれて来る  | 
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9ケイの前に 今まで何もなかった雪の中から 見知らぬ小さな女の子の ユーミンが現れて ケイびっくり  | 
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10ユーミン話かけるユーミンケイに 「いまの雪 すごかったわね」と言う ケイ「え?」「う うん」  | 
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112 ユーミンあらわるー11 ケイ帰りながら 「ふふっ かわいい子だな」 ユーミンとっとことっとこ 後ろを歩いて 「あたし ユーミン」 と 話かける  | 
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12ふりむくケイ「え? あっ ついてくる.......」 ユーミンが後ろにいて ケイびっくり  | 
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13ケイも自己紹介「ぼく ケイ。 きみも こっちへかえるの?」 ユーミン「まーね」 ケイ「じゃ ぼくんちの近くだね」 ユーミン「まーね」  | 
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14ケイのアパートの前まできてケイ 変に思う 「でも まさか いっしょの アパートなんてはず.......」 ないですよね・・・ なのに ドアの前まで ぴったんこ くっついてくるユーミン  | 
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15ユーミンが言うには「ユーミン おにいさんの おへや 見たいわ」 ケイ「え~~~っ」 あせるケイ  | 
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16ケイ へやをあけたくなくて「で でも」と ドアに立ちふさがる  | 
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17入りたいユーミン「まー なによ てれること ないじゃないの レディを へやにいれる からって」 ケイ赤くなって 「いや しかし.....」 かくすケイ  | 
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18ドアの中に入った2人ケイきたな~いへやに 「てれてるわけじゃ ないが......」 とはずかしい きたないへやに ユーミン あぜ~ん  | 
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19ユーミン「きたないわね これがおへやなの? あたしが かたづけて あげる」 と言ってぱっぱっぱっと よごれ物をとばす  | 
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20ユーミン 人の家に入りこんで「そろばん(今でいう計算機) かして」 そろばんをかすケイ ユーミン「まきじゃく かして」 まきじゃくを かす ケイ  | 
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21スピーディに きっち~んときれいにかたずけして ほうき片手に にっこりする ユーミン ケイおどろき  | 
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22ケイが「でもテレビは こっちのほうが 見やすいよ」と 言うと ユーミンが 「だめよ」と反対  | 
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23ユーミン「バカリス博士の 幾何学方程式によると ここにおくのが いちばん おへやが 広く見えるのよ」 意味がわからないケイ 「バカリス博士?」と聞く  | 
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24ユーミン あわてて「あわわ いえ.... なんでもないわ」と 何かかくしてるようす ケイ「?」  | 
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25ユーミン「あぶない あぶない..... 実験室から ぬけだしたことが バレたら たいへん......」  | 
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26ユーミン 話を変える「それより このおへや 気にいった?」 ケイ うなずく 「うん なかなか いいね  | 
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27ユーミン「あたしも 気にいったわ」 と満足  | 
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28ユーミン 座りこんで「あたし 今晩 とまるとこ さがしてたの」 ケイ横たわっていたのに びっくりして 上半身起こす  | 
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29ユーミン ニコニコして「ケイって いったわね あなた いい人みたいだし きっと とめて..」 さえぎるケイ 「じょ.... じょうだんじゃないよ 家出したの?」  | 
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30ユーミン「あたしは おとなよ 家出にはならないわ」 ケイ「ええ?」と まじなユーミンに おどろくケイ  | 
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31ユーミン「ええってなによ! 6年の過去を持った女なのに おとなとみとめて くれないのね」 と お目目うるうるして言う おませなユーミンに あきれるケイ  | 
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32ユーミン 「ざんねんだわ.....1度でいいから 小さな家庭の味を しりたかったのに ケイ「そうか....... このこ意外と かわいそうな子 なのかも.......」と同情  | 
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33ケイ同情して「それじゃ もうすこし ここにいても いいよ」と 時計を見て 『夕食までは』と 思う  | 
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34ユーミン「少しでもうれしいわ。 おれいに コーヒーでも いれて あげるわね」と またもハッスルして 台所へ行く  | 
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35ユーミンこっそり コーヒーに花を入れて 浮かべる 『コーヒーに ねむりの花を うかべましょ .........これは ナイショ』 『すこし ねむって もらうわね ケイ』 と 意味ありげなユーミン  | 
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36ユーミン思う『ごめんね でも あなたが 気にいったし あたし かえるとこ ないの ここから でていきたく ないんですもん』 ケイはコーヒーをのんで コップを落とす  | 
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37ケイおふとんに 寝てユーミンその上にのっかって 夢ごこち 『おふとんしいて あげるわね 目がさめたとき そばについてて あげるわね やさしく せわして あげるわね だから ずっとここに いさせてね ケイ......』 「いやだって いったら あしたの晩も ねむらせ ちゃうから...」 ー 終 ー  |